葉の「光合成」が旨味・糖度・色・形を決定する!
土と根と葉の関係が理解できれば農業のすべてが分かる!
作物は光合成で育つ!これは中学校の理科の教科書で明説しています。しかし、多くの生産者は光合成で作物を育てていません。どうやって育てているのかと言えば根に肥料を与えて育てているのです。
根に肥料を多く与えるほどに根毛の発育は悪くなります。そして根から栄養を吸収するほどに葉は根から吸収した亜硝酸態でいっぱいになり光合成ができなくなります。
作物は光合成で育てるどころか光合成をしにくくしてしまっているのです。これで旨くて形の良い作物を作ろうとしても、基本が間違っていては結果が出るはずもありません。しかし残念ながら「光合成」の仕組みを詳しく書いている農業資料というのはほとんどありません。光合成の資材もほとんどないのです。
光合成はもちろん「葉」で行うものです。光合成をするために葉はもっとも大切な要素です。ところがりんごなどは色を付けるために葉欠きをしてしまいます。りんごに限らず葉欠きを慣例としている作物は数多くあります。色を付けるのも、糖度を出すのも「葉」なのです。葉数や葉の大きさ・形で光合成は決定するのです。光合成が決定するということは品質を決定するということです。
作物を栽培する基本技術として「光合成」の知識がなくては良い作物は作れないのです。「土と根と葉の関係が理解できれば農業のすべてが分かる!」というテーマで資料を作りました。これを読めば消毒ということが、作物に対して強いストレスを与えることも理解できるようになります。光合成を中心に考えると農業のやり方が大きく変わってくるのです。収量も品質もまったく違ってきます。光合成は消毒よりもはるかに低コストで済みます。生長度もまったく違ってきます。まずはこの資料を一読されることをおすすめします。野菜や果物ってこんなに旨かったの…と驚かれることでしょう。