季節の花めぐりvol.18:サルビアの魅力 忌避作用を持つ美しいガーデニングの味方

季節の花めぐりvol.18:サルビアの魅力 忌避作用を持つ美しいガーデニングの味方

皆様の庭やベランダに鮮やかな色を添えるサルビア。この美しい花には、ただ見るだけでなく、驚くべき「守護」の役割があるのをご存知でしょうか?それは、特有の香りによって様々な害虫を遠ざける「忌避作用」です。

サルビアの名前は、ラテン語で「救う」や「治療する」を意味する「salvare」に由来します。この名前には、古代からの薬効の歴史が隠されていますが、実はガーデニングの世界でも、害虫から他の植物を守る「救世主」としての役割があります。

庭やベランダで、愛する植物たちを害虫から守るために、私たちがどんな対策をするか考えたことはありますか?化学的な害虫駆除剤を使うことも一つの方法ですが、もし天然の方法で、しかも美しく庭を彩る方法があったら…。そう、それがサルビアなのです。

この美しい花は、その特有の香りによって、害虫を寄せ付けません。アブラムシやヨトウムシなど、庭の主な害虫たちを効果的に遠ざけることができます。これは、サルビアの葉や茎に含まれる天然の化合物によるもので、これが害虫にとっては好ましくない香りとして働きます。

また、この忌避作用は、他の植物を守る効果も期待できます。サルビアを他の植物の近くに植えることで、サルビアの香りが周りの空間を包み込むことで、庭全体の害虫からの防御力をアップさせることができます。

想像してみてください。庭やベランダが、鮮やかなサルビアの花々で彩られ、その中で他の植物たちが健やかに育っている様子を。害虫を気にせず、植物の美しさや成長を楽しむことができるのです。

美しいだけでなく私たちのガーデニングを助け、守ってくれるサルビア。この特別な能力を持つ花を、今度のガーデニングで取り入れてみてはいかがでしょうか。あなたの庭やベランダを、害虫から守りながら美しく彩る、サルビアの魅力をぜひ感じてみてください。

今週の名所

兵庫県淡路市の魅力的なスポット「あわじ花さじき」。ここでは、夏から秋にかけて、約18万本のサルビアが花畑を彩り、訪れる者の心を魅了します。

この場所には、赤いサルビアが約16万本、青いサルビアが約6万本がそれぞれの花畑に植えられています。赤いサルビアの花畑は約6000平方メートルに広がり、真っ赤な“じゅうたん”のように見えるその美しい風景は、秋の空と大阪湾の青と相まって、まるで絵画のよう。

一方、青いサルビアの花畑は約3000平方メートルに広がり、その花と銀葉は空に溶け込むように、爽やかな高原の風景を作り出します。

あわじ花さじきは、サルビアの赤と青の絶景で多くの人々を魅了します。この爽やかで美しい風景は、一度は訪れて体験したいもの。

今年は兵庫県淡路市の「あわじ花さじき」で、サルビアの絶景をぜひご堪能ください。空の色と共に輝くサルビアの花々が、訪れる皆様を温かく迎え入れます。

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