
栽培レシピ「ケール」Vol.2
今月の特集は【ケール】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
ケールが要求する水分の与え方
ケールが好む土壌の条件
- ケールは酸素を好む好気性植物です。
- 土壌に水分が多すぎると、酸素が減少して生育に悪影響を与えるため、過剰加湿に注意が必要です。
生長特性と水分管理
- 定植後60日間はゆっくりと生長します。この間、水分を与えすぎると根に悪影響を及ぼします。
- 表土から5cm以下の層では、特に秋冬のケール栽培では土壌水分が蒸散しにくい状態になります。
定植と活着のケア
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根が活着し、生長点が伸び始めるまでの期間は、水分をしっかり与えることが重要です。
- この時期に水分が不足すると、生育が悪くなります。
- 玄米アミノ酸酵素液を1000倍に希釈し、10アールあたり2~3トンを使用すると効果的です。
水分確認の重要性
- 水を与えた後、必ず土を掘って水分の状態を確認しましょう。
- 土壌を50~60cm掘り、耕盤層に水がたまっている場合は水分過剰です。
- 適切な水分管理が、根の活着と健全な生長を促します。
ケール苗の活着を良くする方法
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天然ミネラル鉱石30kgとみどりの放線菌2kgを混合して種まきを行います。
- 筋に投入することで悪玉細菌の発生を予防し、苗の活着を促進します。
活着後のケール管理
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活着から60日後:
- 月2回、玄米アミノ酸酵素液500倍希釈液を使用します。
- 10アールあたり500Lの液を葉面散布や兼灌水に活用し、茎を太く大きく成長させます。
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水分管理のポイント:
- 土壌が乾燥しないよう適度に灌水を行います。
- ただし、過湿過剰は病害の原因となるため注意が必要です。
ケール栽培では、土壌の酸素量や水分管理が成功の鍵となります。特に根の活着を促し、生長をサポートするためには、適切な土壌改良と灌水が欠かせません。定期的な確認とケアを徹底し、健康なケールを育てましょう。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「ケールの害虫」についてお届けします!
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