栽培レシピ

  • 栽培レシピ「アスパラガアス」Vol.2

    栽培レシピ「アスパラガアス」Vol.2

    今月の特集は【アスパラガアス】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 アスパラガスの土壌管理について 【アスパラガスの土壌管理】 長期収穫: アスパラガスは一度定植すると10〜15年間収穫が可能です。そのため、病害や生理障害を最小限に抑えることが重要です。 土壌の条件: 良好な排水と適切な水持ちのバランスが求められる土壌が必要です。土壌の酸素供給と水分代謝を最適化することが収量に直結します。 深耕: 土の30cm以下の深部に問題がある場合が多いです。深耕を行い、酸素を土壌深部に供給することで、残留肥料が分解され、病害が減少します。 中耕作業: 定植後の土壌改良は困難なため、中耕機を使った土壌のメンテナンスが必要です。 【アスパラガスの基肥の投入】 基肥の重要性: アスパラガスの基肥は重要で、特にチッソ成分を30kg投入することが一般的です。 分層投入: 土壌を1メートル程度の深さまで耕し、排水性を向上させた後、基肥を0〜15cm、15〜30cm、30〜45cmの3層に分けて投入します。 乳酸菌もみがらぼかしの使用: 各層に500kgずつ、合計1500kgの乳酸菌もみがらぼかしを投入し、土壌の微生物活動を促進します。 【土壌水分の管理】 水分と酸素のバランス: 土壌中の水分が多いと酸素が少なくなり、根の成長が妨げられます。適度な水分を与えることが収量を最大化しますが、滞水は病害の原因になり得ます。 微生物の役割: 適切な水分と酸素のバランスは、微生物によってもたらされます。微生物が活動するための理想的な土壌環境を整えることが、土壌の健康を保つ鍵です。 アスパラガスの栽培は、適切な土壌管理と基肥の投入、そして継続的な土壌のメンテナンスが成功の鍵を握ります。このような土壌環境を整えることで、長期にわたり高品質のアスパラガスを収穫することが可能になります。こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「アスパラガスの虫害」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから

  • 栽培レシピ「アスパラガアス」Vol.1

    栽培レシピ「アスパラガアス」Vol.1

    今月の特集は【アスパラガアス】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 アスパラガスの形態的特性について 【アスパラガスの土壌作り】 長期収穫: アスパラガスは定植後、10〜15年間収穫する長期作物です。そのため、初期の土壌作りが非常に重要です。 土壌の準備: 土壌は途中から作り直すことはできません。ロータリー耕は適さず、プラウやプラソイラを使って深く耕します。良好な排水を確保し、腐植質と微生物が豊富な団粒構造の土壌を作ることが求められます。 乳酸菌もみがらぼかし: この方法で土壌を作ることで、土壌病害が少なくなり、栄養豊かな環境を提供できます。 【アスパラガスの根と肥料】 根の広がり: アスパラガスの根は水平方向に1メートル、垂直方向に1メートル以上に広がります。根群は主に10〜30cmの土壌層に80〜90%が分布し、酸素の要求度が高いです。 水と肥料: アスパラガスは多くの水分を必要とし、施肥の回数も多くなります。土壌の水分量と酸素量は相反する条件なので、そのバランスを取ることが重要です。 【アスパラガスの茎と地下茎】 茎の成長: 若茎は収穫の対象となり、鱗片葉によって保護されています。親茎は初年度に1メートル、2年目以降には最大2メートルまで伸長します。側枝、二次側枝、三次側枝に分かれ、三次側枝の先端には擬葉が展開します。この擬葉はアスパラガスの光合成の主体です。 地下茎と萌芽: 地下茎は横方向に年間3〜6cm伸長し、先端部には鱗芽群が形成され、翌年に萌芽します。収穫やその他の刺激で側芽も萌芽し、新たな貯蔵根や鱗芽群が形成されます。 アスパラガスの栽培では、土壌の初期準備が将来の収穫を大きく左右します。適切な土壌管理と栄養供給が、長期にわたる収穫の成功には不可欠です。こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「アスパラガスの土壌作り」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから

  • 栽培レシピ「青首大根」Vol.4

    栽培レシピ「青首大根」Vol.4

    今月の特集は【青首大根】です。玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 光合成と大根の生育 【大根の光合成利用】大根は光合成を非常に効果的に利用できる作物であり、植物は光合成を通じて栄養を作り出し、それによって成長します。このプロセスでは、水と二酸化炭素から炭水化物を生成し、植物の生長に必要なエネルギーの80%以上を供給します。【糖度の向上と品質】光合成が活発に行われると、大根の糖度が向上し、品質が良くなります。これにより、大根は太く、大きく成長することができます。【葉と根の関係】大根の葉の数と大きさは、根の成長速度および大きさと比例します。葉は複雑な構造を持ち、水分のコントロール機能がありますが、根の構造はより単純で水分コントロール能力には限界があります。 光合成を活発にする条件 【光合成が活発な葉の特徴】光合成を効率的に行うためには、葉肉が厚く、色が淡く、大きく広がらず、チッソ過多でないことが重要です。また、葉脈がはっきりしていて産毛が多い葉は、害虫防止にも役立ちます。【玄米アミノ酸酵素液の利用】光合成を促進するために、玄米アミノ酸酵素液を500倍に希釈して葉面に散布します(300~500L)。これにより、生育が早まるだけでなく、甘みも増します。 光合成による病害・害虫予防 【病害・害虫対策】病害にはみどりの放線菌を、害虫には玄米アミノ酸ニーム酵素液を利用します。トラブルが発生した際にこれらを週に1回使用することで、予防対策になります。【光合成の重要性】 農業においては「過多」が障害の原因になることが多いですが、光合成においては過剰害はありません。理想的には、可能な限り頻繁に光合成を促進することが、生育の速度と味の向上に繋がります。大根は光合成による効果が顕著に現れる作物で、適切な管理と光合成促進策を施すことで、重量と品質を向上させることが可能です。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。来月は「アスパラガス」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから

  • 栽培レシピ「青首大根」Vol.3

    栽培レシピ「青首大根」Vol.3

    今月の特集は【青首大根】です。玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 大根のかかりやすい病気 【大根は以下の病気にかかりやすいです】萎黄病、モザイク病、黒班細菌病黒班病、菌核病、軟腐病黒腐病、炭疽病、白サビ病、ベト病【大根の生理障害】ホウ素欠乏、マグネシウム欠乏空洞症、赤芯症、青芯症(内部変色)ス入り(スポンジ状)、黒芯症(内部変色)葉枯れ、裂根【土壌病害の原因】土中の水分過剰肥料の過剰使用耕盤層の老廃物、ロータリー耕による浅耕植物から排泄される有機酸 土壌病害対策 【土壌病害対策】土壌の準備】定植前の適切な土壌作りが重要です。カビの原因を排除し、土中の酸素量を確保することが最良の病害予防策となります。【病害発生時の影響】土壌病害は生育不良、欠株、不良品の原因となり、収量減少に直結します。有機肥料はカビの原因となりやすく、化成肥料は土壌汚染を引き起こしやすいです。【予防策】土壌病害を予防するためには、乳酸菌もみがらぼかしの使用が有効です。土壌病害が心配される場合、醗酵ニームケイクを20%混合した乳酸菌もみがらぼかしを作成し使用します。大根はデリケートな作物で、生理障害は収量に大きく影響します。適切な土壌管理と予防策により、健康な大根の育成を目指しましょう。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「青首大根の生育と光合成」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから

  • 栽培レシピ「青首大根」Vol.2

    栽培レシピ「青首大根」Vol.2

    今月の特集は【青首大根】です。玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 ほ場選定と土壌の準備 【排水性の良いほ場を選ぶ】適切な排水と保水力を備えた土壌を選択し、排水システムを整えます。これは、大雨時に土壌が酸素欠乏状態に陥らないようにするため、及び土壌病害のリスクを減らすためです。【作土層を30~40cmに設定】深耕を行い、適切な酸素量を土壌に供給します。これは大根の成長と重量増加に寄与します。pHは5.5~6.0が理想で、酸性土壌にも対応できますが、5.3以下では適さないことに注意。大根はpH6.5に近いアルカリ土壌を好むため、適切なpH調整が必要です。【高畝(20cm)の設置】株間を24~27cm、畝間を50~60cm(合計6,000本の植物を植える場合)、2条植えの場合は条間を40~45cmに設定します。 肥料と微生物の利用 【乳酸菌もみがらぼかしの投入】基肥として10アールあたり300kgを投入し、追肥として100kgを1回追加します。肥料のチッソ量:基肥には9kg、追肥には3kgのチッソを10アールあたり使用します。これは乳酸菌もみがらぼかしに含まれる量です。この方法により、玄米アミノ酸と微生物を活用して土壌を豊かにし、大根などの作物の健全な成長を促します。排水性と保水力のバランスを取り、土壌の酸素供給とpH調整に注意を払いながら、微生物を用いた肥料で作物に必要な栄養を提供します。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「青首大根の土壌管理」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから