栽培レシピ
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今月の特集は【コマツナ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 コマツナの品質を高める光合成の活用法 光合成の基本植物は葉の光合成によって栄養を作り、生長しています。水と二酸化炭素(CO₂)から炭水化物を合成し、その栄養は生長の80%以上を支える重要な要素です。 光合成と葉の関係 植物が生長すると葉の枚数が増え、光合成量も増加 光合成量が増えるほど、生長速度も加速します 水分コントロールのポイント 根は構造が単純で、水分を調整する機能はありません 一方、葉は複雑な構造で、水分コントロール機能を備えています 光合成が活発にできる「良い葉」の条件 葉肉が厚く、色が淡い 大きく広がりすぎない チッソ過多でない葉 葉脈が立ち、産毛が多い(害虫の忌避効果も) 光合成を促進するための散布 玄米アミノ酸酵素液を500倍に希釈し、週2回、10アールあたり300~500Lを葉面散布 これにより、生長が早まるだけでなく、甘味も引き出されます 病害虫予防としての光合成活用 みどりの放線菌:病害予防 ニーム酵素液:害虫対策 病害虫が発生したときの対応だけでなく、予防として週1回の使用がおすすめ 光合成は「やりすぎ」にならない唯一の成長法 農業では多くのものが「過剰」で障害の原因になりますが、光合成に過剰害はありません 毎日行っても問題なく、回数が多いほど生長が早く、旨味も増します 実際には作業量の関係で散布回数を減らしているだけです 植物を元気に育てるには、光合成を最大限に活かす環境づくりが鍵です。葉の質を高め、玄米アミノ酸酵素液や微生物資材を活用することで、病気や害虫を防ぎながら、美味しく育てることができます。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。来月は「ゴーヤ」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【コマツナ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 コマツナに発生しやすい害虫とその対策 コマツナに付きやすい害虫 アブラ虫類 キスジノミハ虫 コナガ ナガメ モンシロチョウ ヨトウガ カブラハバチ ナモグリバエ ハクサイダニ コマツナ害虫の共通点 有機肥料の使いすぎ 化成肥料の使いすぎ 土壌の水分過多(過湿) 高温期のガス発生(肥料の分解による) 周囲に雑草が多い(害虫のすみかになる) 排水不良による酸素不足 害虫が発生しやすい時期 チッソが分解されやすい高温期 暑さが増す6〜8月頃や、残暑が厳しい時期 周囲の植物が少ない時期(特に山野が寂しい時) アブラ虫は気温25℃前後で最も活発に ヨトウ虫・ハエ・ガ類は高温期に増えやすい 9月(越冬前)は害虫が特に発生しやすい時期 害虫が付きやすい葉の特徴 チッソを多量に吸収した葉(チッソ特有の匂いが出る) 葉肉が薄く、大きく広がった形状 葉色が濃い緑色こうした葉は、光合成力や生長力が弱く根の張りも悪いため、害虫の標的になりやすい ※このような葉は、光合成力や生長力が弱く、根の張りも悪いため、害虫の被害を受けやすい。 害虫による被害 商品として出せない不良品の増加 生育が悪くなり、収量が減少 農薬・消毒剤の使用が増え、コストも上昇 害虫対策 害虫の発生には明確な原因があります。 → その原因を一つ一つ取り除くことが大切です。 過剰な肥料の使用(チッソ過多)を見直すことが重要です。 薬剤の使いすぎは土壌を酸性化させ、かえって収量を下げてしまうこともあります。...
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今月の特集は【コマツナ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 コマツナに発生しやすい病害と土壌対策 コマツナの主な病害 萎黄病 根コブ病 白さび病 炭疽病 軟腐病 べと病 リゾクトニア病 コマツナは作付け回数が多く連作になりやすいため、連作障害による病害が多く見られます。特に、萎黄病・根コブ病・白さび病は代表的な連作障害に起因する病気です。 生理障害の例 カルシウム欠乏症 ホウ酸欠乏症 これらは栄養バランスの乱れから起こるもので、見た目や生育に大きく影響します。 病害・連作障害の主な原因 肥料の残肥(分解しきれず土壌に残ったもの) 湿害(排水不良による過剰加湿) カビ菌の繁殖(カビは肥料をエサにして増殖) 肥料を多く入れすぎると、ガスが湧き、pHが低下する 作付け回数が多いほど、土壌の負担が増大し問題が深刻に 対策の基本は「土づくり」 定植前の土壌管理がすべての基本です。 カビの原因を排除し、土壌に酸素を十分に含ませることで病害の予防になります。 土壌の微生物性を高めることで、病気のリスクを下げ、健康な作物づくりにつながります。 また、光合成を重視した栽培管理を行うことが、病気予防にも有効です。 土壌病害の主な要因 土壌水分の過剰(過湿害) 肥料の過剰施用(土壌汚染) 耕盤層に蓄積した老廃物 植物が出す有機酸の蓄積 カビ系病害への具体的対策 みどりの放線菌200g+水100Lを目安に使用 玄米アミノ酸酵素液との併用で効果アップ 土壌病害が発生すると・・・ 生育不良、欠株、不良品の増加 収量が減り、収入に直接的な影響 有機肥料はカビ菌の原因になりやすく、化成肥料は土壌害虫のリスクを高める 土壌環境が悪化すると、翌年以降の栽培にも大きく影響し、連作障害の原因になる 土壌病害の予防には...
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今月の特集は【コマツナ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 コマツナ栽培における土壌管理と肥料のポイント コマツナ栽培の特徴 作付け回数が多く、残った肥料(残肥)が土壌に蓄積しやすい 浅根性のため、根が浅く、酸素を多く必要とする 生育には、排水性が良く、団粒構造が整った微生物豊富な土壌が最適 土壌環境が良いほど、根コブ病や萎黄病などの病害も少なくなる 稲作からの転作でも、土壌条件を整えれば問題なく栽培可能 排水が良く、適度に水持ちのある土壌が理想 肥料の使いすぎに注意 有機・化成肥料を多く投入しすぎると、土は徐々に硬くなり排水性や保水力が低下 年に何度も作付けをするため、そのたびに肥料や石灰を過剰投入しやすい 欠乏ではなく過剰症が原因で生育不良になることが多く、土壌の酸性化や病害発生にもつながる 明渠排水の整備 大雨対策として明渠排水は必須 土壌が雨で酸素不足にならないようにし、酸素を好むコマツナの健全な生育を支える プラソイラによる深耕 2~3回の深耕を推奨 土壌に酸素を含ませることで、残肥の分解が進み、根の伸びも良くなる 排水性・通気性を向上させるために非常に重要な作業 土壌のpHと吸肥力 適正pHは6.0〜6.5 pHが適正になることで微生物が活発に働き、吸肥力もアップ コマツナは後半の吸肥力が特に高いため、微生物とチッソの働きが生育に大きく貢献する 乳酸菌もみがらぼかしの活用 基肥として10アールあたり400kgを投入 チッソ量(基肥中)=約12kg 連続作付けするほど、土壌が団粒化し、微生物性が高まる その結果、病害も大きく減少し、健全な土壌環境が維持できる コマツナの栽培では、**「土づくりがすべて」**と言えるほど、事前の土壌管理が成果に直結します。適切な排水、pH、肥料のバランスを保ち、微生物の力を活かして、健康でおいしいコマツナを育てましょう。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「コマツナの病害」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【ゴボウ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 ゴボウの品質を高める光合成の活用法 光合成の基本と重要性植物は葉の光合成によって栄養をつくり、生長します。水と二酸化炭素(CO₂)を使って炭水化物を合成し、この栄養が生長の80%以上を支えます。光合成が活発になると糖度が上がり、品質の良い作物に仕上がります。 ゴボウの葉の生長期と光合成 ゴボウの葉の生長期は播種後70~100日 葉が多くなればなるほど、光合成量が増え、生長スピードも加速します 光合成がもっとも活発に行われるのは気温25℃前後です 水分コントロールのポイント 根は水分をコントロールできないシンプルな構造 一方、葉は複雑な構造で水分コントロール機能を持ち、環境に応じて調整が可能です ゴボウの旨味と光合成の関係 ゴボウは一般に「栄養生長が中心」と言われますが、それは根の強い吸肥力によるものです。しかし、光合成がしっかり行われることでアクが少なく、甘味のある上質なゴボウに育ちます。通常のゴボウとは違う、まろやかで新しい味わいが生まれます。 光合成が活発にできる「良い葉」の特徴 葉肉が厚く、色が淡い 大きく広がりすぎない チッソ過多でない葉 葉脈が立ち、産毛が多い(害虫の忌避効果も) 光合成を促進するための散布 玄米アミノ酸酵素液を500倍に希釈し、10アールあたり300Lを葉面散布 これにより、生長が早まり、ゴボウに甘味が出る 病害虫予防としての光合成活用 みどりの放線菌:病害予防 ニーム酵素液:害虫対策 トラブル時に対応し、予防的には週に1回の散布が理想的 光合成は「やりすぎ」がない栽培法 農業では「過多」が障害の原因になりますが、光合成には過剰による害はありません。 毎日行っても問題なし 作業の都合で回数を制限しているだけ 実施回数が多いほど、生長が早まり、旨味も増す 特に、ゴボウの茎や葉がよく育ち、高温が続くほど効果が表れやすいのが特徴です。光合成を意識した栽培管理で、甘くて質の良いゴボウづくりを目指しましょう。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。来月は「コマツナ」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから