栽培レシピ
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今月の特集は【キャベツ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 キャベツが要求する水分の与え方 キャベツの栽培において、土壌の水分管理は非常に重要です。適切な水分が保たれていなければ、大玉に成長せず、病害のリスクも高まります。特に、過剰な湿気に非常に弱いため、排水が最も重要な要素となります。以下は、キャベツ栽培の際に注意すべき水分管理のポイントです。 キャベツが求める水分管理のポイント 排水管理水たまりを防ぐために、明渠排水(地面に溝を掘って水を排出する方法)やプラソイラでの深耕が推奨されます。土の水分量を確認するには、土を掘ってみて、色が黒く変わっているかどうかをチェックしましょう。黒くなっていれば水分は十分です。しかし、耕盤層まで掘って水が溜まっている場合は、排水不良を意味します。 水分と酸素のバランス土壌水分が増えると、酸素が不足してしまいます。キャベツは酸素を好む作物で、酸素が不足すると根の成長が悪くなります。したがって、適切な水分と酸素のバランスを保つことが大切です。 各成長段階における水分管理キャベツの成長に合わせて、水分管理を行うことが大切です。以下の4つの段階で適切な水分を与えましょう。・育苗期の水分・定植時の水分・本葉10~12枚期の水分・本葉20枚以降の水分管理 これらのポイントを押さえることで、キャベツの健全な成長と良質な収穫が見込めます。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「キャベツの害虫」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【キャベツ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 キャベツの土壌作りについて キャベツの栽培に適した土壌 キャベツは乾燥に強く、逆に湿気には弱い植物です。根は浅いものの広範囲に広がり、酸素を多く必要とします。また、チッソの吸収力も非常に高いです。そのため、保湿力や保肥力が高く、排水性に優れた土壌が求められます。 キャベツと有機肥料の関係 キャベツはチッソを好むため、10アールあたり2~3トンの有機肥料を使用する農家も多いでしょう。しかし、有機肥料は分解時に酸素を吸収するため、酸素不足に陥りやすくなります。また、未熟な有機肥料を使うと、ガスが発生しやすく、これが土壌表面に上昇して病害の原因となることもあります。 明渠排水の重要性 キャベツは酸素を好むため、大雨の際に土壌が酸素不足に陥らないよう、明渠排水(開いた排水溝)を設けることが重要です。特に大雨への対策として適しています。 プラソイラによる深耕 キャベツ栽培では、プラソイラによる2~3回の深耕が推奨されます。特に稲作から転作する場合、プラソイラでの深耕が非常に重要です。 土壌のpH値と肥料吸収 土壌のpH値は6.0~6.5が理想的で、pHが6.5に近づくほど、チッソの吸収が促進されます。また、土壌内の微生物が活発になると、さらに吸肥力が向上します。 乳酸菌もみがらぼかしの施肥量 基肥として10アールあたり500kgを使用し、追肥としては1回200kgを施します。10アールあたりのチッソ施肥量は、基肥で15kg、追肥で6kgとなります(これらはもみがらぼかしに含まれる量です)。 夏取りの場合の施肥量 夏取りのキャベツ栽培では、基肥として10アールあたり300kg、追肥として10アールあたり200kgを1回施肥します。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「キャベツの水分の与え方」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【カリフラワー】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 カリフラワーの光合成について 光合成とは? 植物は葉で行う光合成によって栄養素を作り、成長します。水とCO2を使って炭水化物を生成し、その栄養が植物の成長に80%以上も使われます。これにより、糖度が大幅に上がり、品質も良くなります。特にカリフラワーは、葉に栄養を蓄えることで光合成の効果が顕著に現れます。 光合成のピーク時期 植物が成長し、葉が増えるほど光合成は活発になり、成長速度が加速します。カリフラワーの場合、葉がしっかりと育つと、結果として大きな花蕾(かいらい)ができます。収穫量も増え、糖度も上がります。特に花蕾が出始める時期から光合成の効果が最大化されます。 水分コントロールの役割 植物の根はシンプルな構造をしており、水分をうまくコントロールすることができません。一方で、葉は複雑な構造を持ち、水分調整の機能を備えています。これにより、葉が健全であれば植物全体の成長が促進されます。 光合成を促進する「良い葉」の条件 光合成が活発に行われるためには、厚みがあり、色が淡く、大きく広がりすぎず、窒素過多ではない健康な葉が重要です。また、葉脈が立ち、産毛が多い葉は、病虫害の防止にも役立ちます。 光合成を活発にする方法 光合成をさらに活発にするためには、玄米アミノ酸酵素液を500倍に希釈し、10アールあたり300~500Lを葉面散布すると効果的です。これにより、質の良い葉が育ち、植物に甘みが増します。 光合成による病害・害虫予防 光合成の活性化は病害や害虫の予防にもつながります。みどりの放線菌は病害予防に、ニーム酵素液は害虫対策に効果的です。予防のためには、週に1回の散布がおすすめですが、トラブルが発生した場合には速やかな対応も必要です。 光合成は「過多」にならない 農業においては、「過多」が障害を引き起こす原因となることがありますが、光合成には過剰という概念はありません。毎日行っても問題なく、むしろ頻度が多ければ多いほど葉は生き生きとし、厚くなります。葉に栄養が蓄えられることで、最終的に大きな花蕾を収穫することが可能です。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。来月は「キャベツ」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【カリフラワー】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 カリフラワーに付きやすい害虫 カリフラワーには、コナガ、モンシロチョウ、ヨトウムシ、ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイ虫)、アブラムシ、オンブバッタといった害虫がつきやすいです。 害虫が発生しやすい原因 害虫がつきやすい主な原因には以下のものがあります。 有機肥料や化成肥料の過剰使用 土壌の水分過多 高温期のガス発生 周囲の雑草 排水不良 害虫が発生しやすい時期 害虫は、特にチッソが分解しやすい高温期や、夏の残暑が厳しい時期、周囲の植物が少ない時に発生しやすいです。ヨトウムシやガ類、バッタは高温期に、アブラムシは気温が25℃前後で発生します。9月の越冬前も害虫の発生が増えます。 葉が食害されると収穫量に影響 カリフラワーは花蕾が商品となる野菜ですが、葉が害虫に食害されると生長が妨げられます。特に5月から7月の収穫期に葉が食害されると、花蕾が小さくなり、収量が減少するリスクが高まります。 玄米アミノ酸酵素液で葉を強化 チッソ過多の状態になると、カリフラワーの葉が弱く薄くなり、害虫の被害を受けやすくなります。葉をしっかりと肉厚に育てるためには、玄米アミノ酸酵素液の葉面散布が効果的です。 害虫による食害がもたらす影響 害虫による食害は、商品としての品質を損ない、成長不良や大花蕾にならない原因となります。カリフラワーの葉をしっかりと育てることが、良質な花蕾を得るためには不可欠です。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「カリフラワーの光合成」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【カリフラワー】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 カリフラワーが要求する水分の与え方 カリフラワーの栽培では、適切な温度と水分管理が重要です。種子の発芽には20~25℃が必要で、発芽後は26℃で根がよく伸びます。茎や葉の成長には20~25℃が最適ですが、夜間は10~18℃が理想的です。花蕾の発育は15~18℃が最適で、25℃を超えると成長が停滞します。温度が高すぎても低すぎても、葉の面積や根の重さが減少する可能性があり、1℃以下になると凍害の危険があります。水分管理も重要で、やや乾燥気味に育てると良質な花蕾ができます。カリフラワーは湿気に弱いため、過剰な水分や加湿を避け、排水に十分注意する必要があります。光の管理においては、昼の時間が長いと葉や根の成長が促進され、葉の面積が大きくなります。一方で、昼が短いと花蕾の発育が良くなります。 カリフラワーが求める水分管理のポイント 育苗時: 発芽するまでは湿度を上げつつ、水分の過剰に注意します。乾燥には比較的強い作物ですが、湿気に弱いので適切に管理します。 定植時: 適度な水分を与え、過湿を避けることが大切です。 花芽分化前: 水分を調整し、過剰な水分を控えることで良質な花蕾が期待できます。 花蕾発生後: 適切な水分を維持し、花蕾の品質を保ちます。 これらのポイントを押さえることで、カリフラワーの健全な成長と良質な収穫が見込めます。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「カリフラワーの害虫」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから