
栽培レシピ「カブ」Vol.1
今月の特集は【カブ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
カブの栽培に適した土壌と管理方法
カブの特性
- 暑さと乾燥に弱く、過剰な加湿にも弱い
- 寒さには強い
- 根は浅根性で、通気性が良く酸素を多く含む土壌を好む
理想的な土壌作り
- 団粒構造を作り、排水性と保水性のバランスをとる
- 乳酸菌もみがらぼかしを活用し、土壌を豊かにする
- 水分要求度が高いため、保湿力のある土壌を確保する
排水対策と深耕
- 明渠排水を整備し、大雨による酸素不足を防ぐ
- 過剰な加湿は生理障害や土壌病害の原因になるため注意
- プラソイラを使用して深耕し、通気性と排水性を向上
- 硬盤層や耕盤層があると生育が極端に悪くなるため、破壊する
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作土層は30cmを確保し、根の発育を促す
土壌のpH管理
- 適正pH:6.0~6.5
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酸性土壌や連作をすると、根コブ病が発生しやすくなるため注意
乳酸菌もみがらぼかしの投入量
- 基肥:10アールあたり400kg
- チッソ量(10アールあたり):基肥12kg(もみがらぼかし由来)
- 乳酸菌もみがらぼかしは、土壌を団粒構造にし、微生物を増やし地力を向上させる
pH調整の方法
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乳酸菌もみがらぼかし投入時に、有機石灰をすき込む
- pH5.0~5.3:300kg
- pH5.3~5.6:200kg
- pH5.6~5.9:100kg
- pH6.0以上:適宜調整
※使用する有機石灰は殺菌済みのものが望ましい
適切な土壌管理を行い、カブの健康な生育をサポートしましょう。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「カブの病害」についてお届けします!
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