栽培レシピ「シュンギク」Vol.4

栽培レシピ「シュンギク」Vol.4

今月の特集は【シュンギク】です。 
玄米アミノ酸微生物農法栽培レシピから一部お届けします。

光合成の力で品質アップ!

シュンギクの生長と光の関係

シュンギクは好光性植物で、光にとても敏感な性質を持っています。光合成によって栄養素(炭水化物)を自ら作り出し、全体の生長の80%以上を支えるといわれています。

光合成が活発になると糖度が上がり、品質も大きく向上します。生育もスムーズで、収量や味の面でも優位性があります。


草丈10cmから本格的な生長ステージへ

光合成が本格化するタイミング

シュンギクは草丈10cmを超えると、生長が最も活発になります。この時期、葉で作られた栄養が根に送られることで、根の張りも良くなり、さらに生長が加速していきます。

このタイミングに合わせて、玄米アミノ酸酵素液を葉面散布することで、期待通りの生育をサポートできます。


葉が水分を調整する

根と葉の役割の違い

  • シュンギクの根は構造が単純で水分調整の機能はありません。

  • 一方、葉は構造が複雑で水分をコントロールする機能を持っています。
    つまり、葉が元気であること=全体の生育の鍵となるのです。


光合成しやすい「良い葉」とは?

活発な光合成が行える葉の特徴は以下の通りです:

  • 葉肉が厚い

  • 色がやや淡い

  • 大きく広がりすぎない

  • チッソ過多でない

  • 葉脈が立っており、産毛が多い

このような葉は、病害虫にも強く、全体の健康を保つ上で理想的です。


玄米アミノ酸酵素液で光合成を促進

500倍希釈液を、10アールあたり300L散布することで、次のような効果が期待できます:

  • 光合成が促進される

  • 生長スピードがアップ

  • 葉が厚くなり、甘味が増す


病害虫の予防にも効果的

光合成で健全な環境に

  • みどりの放線菌(病害対策)

  • ニーム酵素液(害虫対策)

これらを光合成と併用することで、病害虫の被害が少ない環境をつくることができます。

  • トラブル発生時:随時使用

  • 予防目的:週1回の使用が推奨

    • みどりの放線菌:200gあたり100Lで使用を検討


光合成に「やりすぎ」はない!

肥料や農薬には「過剰障害」がつきものですが、光合成だけは“やりすぎによる害”がありません。
毎日でも実施できますが、作業の都合で回数を減らしているだけで、回数を増やすほど生長が早まり、旨味もアップします。

つまり、植物が必要とする栄養素を、自ら作り出せる環境こそが理想なのです。


まとめ

シュンギクの栽培では、光合成の促進が品質と生長のカギを握ります。
特に、草丈10cm以降のタイミングに注目し、玄米アミノ酸酵素液を葉面散布することで、葉・根・全体の成長が加速します。

また、病害虫の予防も**微生物や酵素を活用した“光合成中心の管理”**によって可能になります。
光合成には過剰害がなく、必要な栄養素を必要な時に生み出せるため、理想的な栽培サイクルをつくる要となります。

続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「ショウガの土壌作り」についてお届けします!

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