栽培レシピ【スイートコーン】Vol.3
今回の特集は【スイートコーン】です。
玄米アミノ酸微生物農法栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
スイートコーンに発生しやすい病気
スイートコーンは主に排水不良によって発生するカビ由来の病気にかかりやすい作物です。
よく見られる病害一覧
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褐色腐敗病
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褐斑病
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黒穂病
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ごま葉枯病
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すす紋病
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倒伏細菌病
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モザイク病
これらは主に、土壌中の病原菌や湿害環境が原因です。
生理障害とその要因
生理障害とは、病原菌によらない生育不良で、環境や栄養バランスによって引き起こされます。
主な生理障害
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亜鉛欠乏症
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オニオンリーフ(葉の異常伸長)
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キセニア(異品種の花粉混入)
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先端不稔(穂先が実らない)
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副房・ベアバウ(異常な穂の形成)
連作障害・肥料障害
スイートコーンは比較的連作に強く、輪作で土壌を整えることもできますが、栽培方法が誤っていると障害が出ます。
よくある障害と原因
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肥料濃度障害(とくに発芽~本葉3枚までは注意)
⇒ 肥料の与えすぎやアンモニア態窒素の残留による根へのダメージ。 -
低温年に起こる肥料ヤケ
⇒ 低温下ではアンモニア態チッソが硝酸態に変化しにくく、毒性が残りやすい。
病害・障害の主な原因
スイートコーンは本来、吸肥力が強く、肥料が少なくても育つ作物です。にもかかわらず病害や障害が発生するのは、次の2つが主な原因です。
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作土層が浅く、排水が悪い
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栽培方法自体に根本的な問題がある
対策:土づくりと栽培管理の見直し
1. 深耕による土壌改良
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作付け前にプラソイラやプラウで深く耕し、根が深く張れるようにします。
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水はけを改善し、酸素を含む健全な土壌に。
2. 微生物性の高い土作り
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乳酸菌もみがらぼかしを活用し、善玉菌を増やすことで土壌の病原菌を抑制。
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排水性・通気性のあるふかふかの土を目指します。
土壌病害が発生した場合のリスク
病害が出ると以下のような問題が起こります。
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生育不良、欠株、不良品の増加
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収穫量の減少による収入の減少
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土壌の悪化が翌年以降の作付けにも影響
特に有機肥料はカビ由来病を起こしやすく、化成肥料は土壌害虫を発生させやすいため、肥料選びにも注意が必要です。
緑肥としての活用も視野に
病害がひどい圃場では、スイートコーン自体を緑肥(すき込み作物)として利用し、土壌をリセットする方法もあります。
スイートコーンは比較的病害の出にくい作物なので、土壌改良にも役立ちます。
まとめ
スイートコーンの病害や障害は、土壌環境と栽培管理の誤りによって引き起こされることが多く、農薬での対応では根本的な解決になりません。
事前の深耕・排水改善・乳酸菌ぼかしによる土づくりこそが、最も有効な対策です。
次作への影響も含めた“持続可能な栽培”を意識して管理していきましょう。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
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次回は「スイートコーンの光合成」についてお届けします!