栽培レシピ【チンゲンサイ】Vol.2
今回の特集は【チンゲンサイ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
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チンゲンサイの水分管理
前回Vol.1では「土壌づくり」のポイントをお伝えしました。今回のテーマは「水分の与え方」です。
チンゲンサイは「過湿に弱く、水分要求量も高い」という相反する性質を持つ作物。水分管理の巧拙が品質と収量を大きく左右します。
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■ チンゲンサイと水分の関係
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チンゲンサイは浅根性で、根の大部分が地表下15cmに集中しています。
・過湿に弱いのに水分消費量が大きい
・根は細くて弱い
・水分が不足すると生育が悪くなる
・過湿になると酸素欠乏を起こし、病害の原因になる
この相反する条件を満たすには、排水性と保水性を兼ね備えた土壌が絶対条件です。排水が良く水持ちの良い土壌は、微生物でないと作れません。
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■ 育苗期の水分管理
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チンゲンサイは「苗半作」と言われます。育苗期の水分管理が、その後の栽培を左右します。
【種の前処理】
・種は玄米アミノ酸酵素液500倍希釈に3時間ドブ漬けにする
・水切りした後、水分を飛ばして陰干しをしてからは種
【育苗ステージ別の灌水】
は種〜発芽 :乾燥させないように灌水する
発芽後 :一番徒長しやすい時期。水のやり過ぎに注意。
土の表面が白く乾いたら灌水
本葉1〜2枚 :灌水ムラによる生育バラつきに注意。霧状で与える
本葉3枚以降 :生育が旺盛で水分吸収量も増加。不足しないように与える
灌水は土が湿る程度、2日に1回が基本。大粒な水ではなく、霧状や散水状で与えるのがコツです。
育苗期間中は玄米アミノ酸酵素液500倍希釈+みどりの放線菌(20gで水10Lの計算)で灌水します。
【徒長を防ぐ】
発芽後に水をやり過ぎると徒長が起こります。徒長すると根の張りが悪く、外葉の生長が悪くなります。育苗の目的は良い苗をつくること。良い苗ができるほどその後の栽培は楽になります。
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■ 定植時の水分管理
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本葉3枚で定植します。このとき根の活着が最も大切です。
・根が浅いため水分過剰にならないようにする
・少量を回数多く与える
・水滴は小さい方が良い
・土が湿る程度に与える
チンゲンサイの根は単純な構造で、根自体には水分コントロール機能がありません。そのため、人の手による水分管理が生育を大きく左右します。
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■ 栽培中期〜後期の水分管理
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【横のび期(本葉7〜8枚以降)】
縦に伸びてから横に伸び、葉数が増大する時期です。
・中耕すると通気性が良くなり、雑草も抑えられる
・水分要求が高まるので適度に管理する
【ボリュームが出る後期(収穫10〜15日前)】
光合成がもっとも活発になる時期。一方で、葉の構造は複雑で水分コントロール機能を持っています。一定水分を吸収すれば気孔は閉じるため、葉面散布は少量で十分です。
・玄米アミノ酸酵素液500倍希釈で葉面散布
・3日に1回、10アール200〜300L
・朝方10時まで、または夕方散布
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■ マルチと水分の関係
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チンゲンサイは浅根性で酸素要求度が強いため、マルチをしないで栽培する方が品質は良くなります。
<マルチなしのメリット>
・追肥ができる
・通気性が良く、病害・生理障害が少なくなる
・マルチの手間が省ける
ただし、雑草対策と泥のハネ返り対策は必要です。土が団粒でやわらかければ泥のハネ返りは少なくなります。
マルチをすると肥料成分が凝縮されて濃度が濃くなり、通気性も悪化します。秋〜早春取りはマルチをしない方が良く、夏は栽培後半にマルチを除去した方が生長は良くなります。
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■ まとめ
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チンゲンサイの水分管理で大切なのは:
・過湿と乾燥、どちらにも弱いことを常に意識する
・育苗期は徒長防止、定植後は少量多回数
・後期は葉面散布で光合成を最大化
・マルチに頼らず、土壌そのものの保水力を高める
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次回は「チンゲンサイの病害・または害虫」についてお届けします!
続き、詳細は栽培レシピに掲載しています。全11枚の図解付き資料で、育苗から収穫まで各ステージの灌水タイミングが体系的にまとめられています。
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