栽培レシピ「カボチャ」Vol.2

栽培レシピ「カボチャ」Vol.2

今月の特集は【カボチャ】です。 
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。

カボチャが要求する水分の与え方

カボチャは非常に強健で、乾燥に強い作物です。
根は直根が深さ2メートルに達し、側根も多く、根の張りが非常に良好です。
茎の維管束も太く、吸肥力が強いため、栽培しやすい作物とされています。

特に腐植土で育てるとデンプン量が増え、品質が向上します。
吸肥力と乾燥耐性が高いカボチャですが、ウリ科の植物であるため、水分の要求度も高く、乾燥すると生育が悪くなることがあります。

土壌の水分と酸素管理

カボチャの栽培には、排水が良く、保湿力のある土壌が理想的です。
土壌水分の確認は、掘ってみて土の色で判断します。土が黒くなっている場合、水分が足りていますが、水分がにじみ出たり、ジトッとしている場合は水分過多です。
土壌水分が多すぎると、土壌酸素が不足し、カボチャの生育に悪影響を与えることがあります。

整枝

カボチャの整枝には、整枝を行う方法と放任する方法の2種類があります。
整枝を行って着果が少ないほど管理がしやすくなりますが、葉が大きく茂り、ツルが伸びて隙間がなくなると管理が難しくなります。
適切な整枝と水分管理が、カボチャの健全な成長と豊かな収穫につながります。

カボチャが求める水分管理のポイント

【育苗時の水分管理】
種子は硬く発芽しにくいため、玄米アミノ酸酵素液を500倍に希釈した液に13時間浸漬し、その後30℃で24時間保温して発芽を揃えます。
育苗期は特に水分要求度が高いので、乾燥させないように注意します。

    【定植時の水分管理】
    本畑を耕作する際には、土壌の物理性を改善することが重要です。
    ポリポットから苗を取り出し、深植えを避けて表面が少し地表に出るくらいに植え付けます。
    根が活着するまでの間、玄米アミノ酸酵素液を500倍に希釈した液を10アールあたり300~500リットル、2日に1回散布します。
    定植時も水分要求度が高いため、乾燥させないように灌水を行います。

    こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
    次回は「カボチャの害虫」についてお届けします!

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