栽培レシピ「キュウリ」Vol.2
今月の特集は【キュウリ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
キュウリが要求する水分の与え方
キュウリの性質と栽培に適した土壌条件
キュウリは乾燥に弱いため、水分が多い土壌を好みます。しかし、過剰な水分で滞水が発生すると弱く、酸素を多く必要とする性質もあります。このため、キュウリ栽培には以下の条件を満たした土壌が必要です。
・排水性が良いこと
・適度な保水性があること
・水分が適度に代謝されること
これらの条件を整えるためには、土壌作りが重要です。キュウリの収量を左右する要因として、土壌作りが非常に大きな影響を与えます。
土壌水分と肥料の関係
キュウリに水を与える際の目安は、1株あたり約1~2リットルです。しかし、水を与えることは肥料にも影響を与えます。化成肥料や有機肥料、液肥は土壌から流出しやすく、これが以下の病害を引き起こす原因となります。
・うどんこ病
・ベト病
・灰色カビ病
・ウイルス病
これを防ぐには、微生物が作る団粒構造の土壌を形成し、肥料の投入量を抑えることが大切です。残肥が土壌深層に蓄積しないようにすることで、消毒回数を減らすことも可能です。
キュウリに適した土壌水分の管理
キュウリは乾燥に弱く、土壌水分が十分に必要です。しかし、水分が多すぎると酸素が不足し、細かい根が張れなくなります。そのため、次のような条件を整えることが大切です。
・適度な水分と酸素:微生物が活動できる環境を維持する。
・保水力の向上:土壌が適度に水分を保持できるようにする。
理想的な土壌水分は、微生物が活発に働ける環境です。農業土木や肥料だけではなく、微生物の力を活用した土壌改良が必要です。
キュウリ栽培においては、水分、酸素、微生物のバランスが収量や病害対策に直結します。これらを意識して土壌を管理することで、安定した収穫が期待できます。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「キュウリの害虫」についてお届けします!
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