栽培レシピ「キュウリ」Vol.3
今月の特集は【キュウリ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
キュウリに付きやすい害虫
・アザミウマ類
・アブラ虫類
・オンシツコナジラミ
・サツマイモネコブセン虫
・ナスハモグリバエ
・ハダニ類
・ワタヘリクロノメイガ(ウリノメイガ)
・ミナミキイロアザミウマ
・ハスモンヨトウ
これらの小型害虫が発生しやすい理由の一つは、高温多湿な環境で栽培され、水分を多く与えられることです。
害虫が発生しやすい原因
以下の要因が害虫を引き寄せます:
- 有機肥料の過剰使用
- 化成肥料の過剰使用
- 土壌の水分過多
- 高温期におけるガスの発生
- 周囲の雑草の存在
- 排水不良
害虫が発生しやすい時期
- 高温期(チッソが分解しやすい時期)
- 暑さが増す季節や残暑が厳しい時期
- 周囲の山野に植物が少ない時期
特に、コナジラミ・アザミウマ・ヨトウは高温期に、アブラ虫は25℃前後の環境で発生しやすくなります。9月は越冬前の準備で害虫が増える時期でもあります。
害虫が付きやすい葉の特徴
- チッソを大量に吸収している(チッソ特有の香りがする)
- 葉肉が薄く、葉が広がっている
- 葉色が濃い緑色をしている
このような葉は光合成力や生長力が弱く、根の張りも悪くなります。
害虫による影響
害虫が発生すると以下のような問題が起こります:
- 商品価値を持たない不良品の発生
- 生長の停滞
- 消毒剤使用によるコスト増加
- 収量減少
対策方法
- 害虫の発生には明確な原因があります。それを特定し、排除することが重要です。
- 土壌作りを見直し、有機肥料や化成肥料の過剰使用を避けます。
- チッソの量を適正に抑え、光合成を活発にさせることで害虫の被害を減らします。
キュウリは花が咲くと蜜を出すため、他の植物より害虫が付きやすい特徴があります。栽培環境や管理を適切に行うことで、被害を最小限に抑えることが可能です。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「キュウリの光合成」についてお届けします!
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