今回の特集は【トマト】です。
玄米アミノ酸微生物農法栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
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トマトの病害と害虫の対策
Vol.1では「土壌づくり」、Vol.2では「水分管理」をお伝えしてきました。今回のテーマは「病害と害虫の対策」です。
トマトはナス科のため連作障害が出やすく、土壌病害と地上部の病害虫の両方に注意が必要です。予防的な土壌管理が被害を最小限に抑えるポイントです。
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■ トマトの主な土壌病害
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トマトがかかりやすい土壌病害は以下の通りです。
・青枯病(細菌性):高温期に突然萎凋・枯死する
・萎凋病(糸状菌):下葉から黄化・萎凋が進行
・根腐萎凋病:過湿・排水不良で多発
・褐色根腐病:根が褐変し、生育不良を起こす
いずれも土壌中の病原菌が原因であり、排水不良・過湿・連作で発生リスクが高まります。
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■ トマトの主な地上部病害
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・灰色かび病:低温・多湿で発生。花弁・果実・茎を侵す
・疫病:急速に広がり、茎・葉・果実すべてを侵す。致命的
・うどんこ病:乾燥条件で発生。葉に白い粉状のカビ
・葉かび病:ハウス栽培で多発。葉裏にカビが密生
病害の多くはカビ(糸状菌)由来です。通気性の確保と微生物の活用が予防の基本です。
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■ 土壌病害の原因
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トマトの土壌病害を引き起こす主な原因は:
・土の中の水分過剰(過湿害)
・肥料過剰による土壌汚染
・耕盤層の老廃物蓄積
・連作による特定病原菌の増加
・土壌消毒による有用微生物の減少
土壌病害が出れば生育不良・欠株・不良品となり、収量減に直結します。
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■ 病害を予防する土壌管理
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定植前の土壌づくりがすべてです。
【土壌殺菌農薬を使わないために】
土壌殺菌農薬は使うほど微生物が減り、土壌は劣化します。
・排水を良くする
・深く耕し酸素量を多くする
・微生物を多くする・団粒構造にする
・肥料過剰にしない
・乳酸菌もみがらぼかしで微生物性を高める
土壌病害が心配される場合は、醗酵ニームケイクを20%混合して乳酸菌もみがらぼかしを作成すると効果的です。
【接木苗の活用】
・青枯病・萎凋病には耐病性台木への接木が有効
・台木品種の選定は栽培レシピ全編で詳しく解説
・接木苗でも土壌環境が悪ければ効果は限定的
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■ トマトに付きやすい害虫
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コナジラミ類、アザミウマ類、ハモグリバエ、オオタバコガ、アブラムシ類、ハダニ類
【害虫が付く原因】
①チッソ肥料過多
②土壌水分過多
③ハウス内の換気不足
④周囲の雑草放置
⑤連作圃場
コナジラミ類はトマト黄化葉巻病(TYLCV)のウイルスを媒介する最重要害虫です。防虫ネットの整備が必須です。
【害虫が付きやすい葉の特徴】
・チッソを大量に吸収して葉肉が薄い
・葉が大きく柔らかい
・葉色が濃緑色で光合成力が弱い
適正なチッソ管理で丈夫な葉をつくることが害虫対策の基本です。
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■ 農薬散布のポイント
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【早期対応が鍵】
害虫発生は初期発生を見逃さず、早いタイミングで対処します。農薬散布は早朝がベストタイミングです。
【生長加速散布法】
農薬散布は生長を阻害します。これを防止するために:
・玄米アミノ酸酵素液を1000倍で水に希釈し、その後農薬を混合する
・農薬の希釈倍率は高い方(薄い方)を選択
・生長が加速され、農薬使用量も削減できる
【農薬散布後のフォロー】
農薬散布後は玄米アミノ酸ニーム酵素液で追いかけます。
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■ まとめ
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トマトの病害虫対策は:
・土壌づくりが最大の予防(排水+微生物+適正施肥)
・接木苗で土壌病害リスクを軽減
・コナジラミ対策に防虫ネットは必須
・病害にはみどりの放線菌を予防的に活用
・害虫にはニーム酵素液で対応
・農薬は最小限に、生長加速散布法で生長阻害をカバー
次回は「トマトの光合成」についてお届けします!
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