
季節の花めぐりvol.8:マリーゴールドは庭の強い味方
今回は見た目の美しさだけでなく、その機能性でも注目されているマリーゴールドについて、あまり知られていない面を探ります。
皆様は「コンパニオンプランツ」という言葉を聞いたことがありますか?
コンパニオンプランツとはお互いに恩恵を与えあう植物を一緒に植えるという考え方で、その代表例がまさにマリーゴールドなんです。
マリーゴールドの鮮やかな花は、見た目の美しさだけでなく、害虫を遠ざける役割を果たしています。その特有の香りが、虫を寄せ付けません。
なので、ベジタブルガーデンや果樹園の間にマリーゴールドを植えると、天然の害虫駆除剤として役立ちます。
そして、なんとマリーゴールドの根には、特定の種類の線虫を駆逐する能力があります。これが、他の植物にとっては嬉しい助っ人になるわけです。マリーゴールドを一緒に植えることで、健康な土壌を保つことができるんですね。
でも、ただ単に植えるだけでいいのでしょうか?そうではありません。
最も効果的なコンパニオンプランツのためには、マリーゴールドを庭のあちこちにまんべんなく植えることが大切です。そして、あまりにも密集させず、他の植物の成長を妨げないように心がけましょう。
さらに、マリーゴールドは幅広い種類があり、それぞれの特性や成長の仕方も異なります。
最適なコンパニオンプランツのためには、その特性を理解し、あなたの庭や菜園に最適な種類を選ぶことも重要です。
いかがでしょうか?これまでただの飾りの花だと思っていたマリーゴールドが、こんなにも力強い味方だったなんて、ちょっと驚きですよね。
色とりどりの花々が咲く庭を眺めながら、マリーゴールドが静かにその役割を果たしていることを思うと、なんだか微笑ましい気持ちになりませんか?
マリーゴールドを植えて、そのコンパニオンプランツの力を実感してみてくださいね。お庭がより美しく、そして健康的になることを願っています。
今週の名所
埼玉県本庄市のマリーゴールドの丘公園は、四季折々の風情が楽しめる絶景スポットです。
秋にはオレンジ色のマリーゴールドで一面を彩り、冬には星のように輝くイルミネーションが丘を飾ります。
昼は北関東の山々の美しいパノラマ、夜は神秘的なライトアップされた風景が楽しめる、写真好きにはたまらない場所です。