季節の花めぐりvol.24:シクラメン、その耐寒性で寒さに負けない花

季節の花めぐりvol.24:シクラメン、その耐寒性で寒さに負けない花

冬の寒さが厳しくなると、多くの植物たちはその美しい花を閉じ、待機モードに入ります。しかし、シクラメンは違います。この美しい植物は寒さに強く、冬の庭を彩る存在となっています。

では、どのようにしてシクラメンは寒冷な環境でも生き抜くのでしょうか。シクラメンの耐寒性を紐解きながら、冬のガーデニングに活力を与える秘密を探っていきましょう。

まず最初に、シクラメンの耐寒性は主にその根に由来しています。シクラメンは、根が健康で丈夫である限り、寒さに耐え抜くことができます。実は、根が寒冷な土壌の中でも生き生きと活動することで、植物全体が寒さから保護されています。

さて、寒い季節にシクラメンを室外で育てる際には、少しの注意が必要です。例えば、寒波が予測される場合や雪が降る前には、シクラメンを室内に移動させることで、植物を寒さから守ることができます。そして、外に出ている間は、風が直接当たらない場所に配置することが理想的です。

もちろん、シクラメンは寒さだけでなく、過湿や風など他の悪条件にも耐えることができます。これは、シクラメンが優れた耐寒性を持つだけでなく、非常に頑丈な植物であることを示しています。

また、シクラメンは水はけの良い土壌を好み、適切な水やりはシクラメンの健康を保つ秘訣です。寒い時期には、水やりを控えめにし、土が乾いてから水を与えることが重要です。これにより、根が腐らないようにし、シクラメンが寒さに耐える助けとなります。

ガーデニングがお好きなら、シクラメンは冬季でも楽しめる、価値のある植物です。その美しい花と耐寒性は、寒い季節にお庭に暖かさと色を加えてくれます。これからの寒い季節、シクラメンとともに、心地よいガーデニングタイムを過ごしてみませんか?

今週の名所

浜名湖ガーデンパークは静岡県浜松市に位置し、希少な青いシクラメン「セレナーディア」約1,000株の屋外大規模植栽が国内で唯一展示されています。

訪れることができるのは12月から翌年3月中旬までで、「青いシクラメンの小径」と名付けられたエリアは、ガーデンパーク内の「百華園」東側に広がります。

ここには色濃い青紫の「セレナーディア・アロマブルー」と、淡い青紫色の「セレナーディア・ライラックフリル」の2種類のシクラメンが植えられています。

このガーデンパークは、2004年の国際園芸博覧会「浜名湖花博」の会場跡地に設けられており、浜名湖の近くに広がる56ヘクタールの広大な敷地には四季折々の花が植えられています。

さまざまな花々が楽しめるこの場所は、花愛好者にとって心地よい時間を過ごせる空間となっています。

 

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