季節の花めぐりvol.25:パンジー、エディブルフラワーで華やかな食卓へ
パンジーは、その鮮やかな色と形で庭を明るく彩ります。
しかし、パンジーの魅力はその見た目だけに留まりません。驚くべきことに、これらの可憐な花は「エディブルフラワー(食用花)」としても人気があり、料理に独特の色と風味を加えてくれます。
食用花としてのパンジーは、通常のガーデニングを一歩先へ進める興味深いテーマとなります。
エディブルフラワーとしてのパンジーは、ヨーロッパでは長い歴史を持っています。その華やかな見た目と、優しい風味が特徴で、色々な料理やデザート、飲み物にアクセントを加えることができます。
さらに、パンジーは育てやすく、庭やベランダでも手軽に楽しめるので、初めてエディブルフラワーに挑戦する方にもおすすめです。
パンジーは寒さに強く、春と秋に美しい花を咲かせます。ですので、一年を通して食卓を彩ることができるのも嬉しいポイント。
さて、パンジーを食材としてどのように利用できるでしょうか。
サラダやスープに散りばめたり、お菓子やパンのデコレーションに使用したり、そしてドリンクに浮かべたり。想像力を働かせれば、パンジーのエディブルフラワーとしての利用法は幅広くなります。
エディブルフラワーとしてのパンジーを楽しむ際には、無農薬で育てたものを選ぶことが重要です。また、パンジーは食用として安全ですが、アレルギーを持っている方は注意が必要です。食前に少量を試し、体調に変化がないか確認しましょう。
食用花としてのパンジーは、ガーデニングの楽しさを新たなレベルへと導いてくれます。
パンジーの美しい花を通じて、日常の食卓に小さな冒険を加えてみませんか?食と花、両方の美しさを堪能する新しいガーデニングの旅が、あなたを待っています。
今週の名所
東京都の青海、有明、台場の各エリアを結ぶシンボルプロムナード公園は、冬から春にかけてパンジーで花壇が美しく彩られ、特にパンジーの丘からは甘い香りが漂います。
1996年開園のこの公園は東京湾に浮かぶ青海、台場、有明を結ぶ約4キロの広がりを持ち、春のチューリップやアジサイなど季節の花が訪れる人々を魅了しています。
公園では春花ガイドツアーが提供され、400品種のチューリップとパンジー・ビオラの見本園を専門家のガイドとともに巡ることができます。このツアーは11時と14時に始まり、約2時間で100名が参加できます。
花富士の背景とともに、色とりどりのパンジーが作り出す華やかな空間は、訪れる人々に春の訪れを感じさせてくれるでしょう。