
栽培レシピ「ゴボウ」Vol.1
今月の特集は【ゴボウ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
ゴボウの栽培に適したほ場選定と土壌管理
ほ場選定のポイント
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排水性の良い土壌を選ぶ
ゴボウは滞水に弱いため、通気性と排水性が重要。 -
作土層が深いことが必要
ゴボウの根が深く伸びるため、深耕が不可欠。 -
明渠排水を整備し、大雨対策を行う
- 雨による酸素欠乏を防ぐため
- カビの発生防止にもつながる
- ゴボウの作土層が深いため、深めに明渠を掘ることが重要
作土層の深さ
- 70~80cm(トレンチャー耕)
- 酸素量を確保するため深耕する
- 柔らかい作土層を作ることが大切
- 排水が悪いと良いゴボウは収穫できない
- 1m以上深く耕すと直根が伸びすぎるため注意
土壌のpH管理
- 適正pH:6.0~7.0(6.5以上が理想)
- 酸性に弱いため、特に火山灰土ではpH管理が重要
畝の設計
- 畝高:15~20cm
- 株間:5~6cm
- 畝間:66~72cm
- 早出し栽培 → 株間を広めに取る
- 遅出し栽培 → 株間を狭めにする
乳酸菌もみがらぼかしの投入量
- 基肥:10アールあたり600kg
- 追肥:100kg×2~3回
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10アールあたりのチッソ量
- 基肥:9kg
- 追肥:6~9kg
- 前作の影響がある場合、基肥の前に改良剤を投入(10アールあたり300kg)
- ゴボウは多肥を好まないため、適量を守る
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乳酸菌もみがらぼかしの投入方法
- 0~30cmに300kg
- 30cm以下に300kg
- 2層に分けて投入することで土壌のバランスを整える
pH調整方法
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乳酸菌もみがらぼかし投入時に、有機石灰をすき込む
- pH5.0~5.3 → 300kg
- pH5.3~5.6 → 200kg
- pH5.6~5.9 → 100kg
- pH6.0以上 → 50kg
※ 使用する有機石灰は殺菌済みのものが推奨
ゴボウは根が深く伸びるため、深耕・排水対策・pH管理が重要です。
適切な乳酸菌もみがらぼかしと有機石灰の活用で、良質なゴボウを栽培しましょう!
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「ゴボウの病害」についてお届けします!
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