
栽培レシピ「ゴボウ」Vol.2
今月の特集は【ゴボウ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
ゴボウの病害と土壌管理による対策
ゴボウに発生しやすい病害
ゴボウの病気は葉の病気と根の病気に分類されます。
葉の病気
- モザイク病
- うどん粉病
- 黒斑病
- 角斑病
- 黒斑細菌病
根の病気
- 紫紋萎凋病
- 萎凋病
- 根腐れ(やけ)病
- そうか病
- 黒条病
- 黒あざ病
土壌病害の主な原因
- 過湿害(過剰な水分)
- 肥料過剰(土壌汚染)
- 耕盤層に蓄積した老廃物
- 植物から排出される有機酸の蓄積
ゴボウ病害の共通点
- 土壌の過湿・排水不良がカビ系病原菌の発生を促進
- 化学肥料や有機肥料の残留が腐敗し、病害の原因となる
病害が発生しやすい時期
- 7~9月の高温期(特にゴボウの肥大期)
- 高温多湿の条件で土壌水分が過剰になると発生しやすい
- 特にマルチフィルムを使用している場合、病害のリスクが高まる
土壌病害の対策
- 定植前の土壌づくりが最も重要
- カビの発生要因を取り除き、土壌内の酸素量を確保することが病害予防の鍵
土壌病害が発生すると・・・
- 生育不良・欠株・不良品の増加
- 収量が減少し、収益に直結する
- 有機肥料はカビ由来の病害を引き起こしやすく、化成肥料は土壌害虫を発生させやすい
- 翌年の栽培にも影響を及ぼし、連作障害の原因となる
土壌病害を予防する「乳酸菌もみがらぼかし」
- 土壌病害のリスクが高い場合は、醗酵ニームケイクを20%混合し、乳酸菌もみがらぼかしを作成する
- 微生物の力で土壌を浄化し、病害の発生を抑える
適切な土壌管理と排水対策を行うことで、病害リスクを最小限に抑え、良質なゴボウの収穫につなげましょう。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「ゴボウの害虫」についてお届けします!
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