
栽培レシピ「ゴボウ」Vol.3
今月の特集は【ゴボウ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
ゴボウに発生しやすい害虫と対策
ゴボウに付きやすい害虫
- セン虫類
- コガネ虫類
- アブラ虫類(ウイルスを媒介するため特に注意)
- ヒョウタンゾウ虫
- ヒメトガリノメイガ
- ゴボウハモグリバエ
- ピシュウム菌
- ゾクトリア
ゴボウ害虫の共通点
- 土壌の肥料過多による害虫発生
- アブラ虫・セン虫・メイガ・ハモグリバエは特に肥料害と関連
- 水分過剰の環境でも発生しやすい
害虫が発生しやすい時期
- 6月後半~8月の高温期(チッソが分解しやすい時期)
- ゴボウの肥大期と重なるため、被害が深刻になりやすい
- アブラ虫はウイルスを媒介するため、発生を抑えることが重要
- 食害が出ると収量が大幅に減少
害虫が付きやすい葉の特徴
- チッソを根から大量に吸収している(独特の香りがする)
- 葉肉が薄く、葉が大きく広がる
- 葉色が濃緑色をしている
※このような葉は、光合成力や生長力が弱く、根の張りも悪いため、害虫の被害を受けやすい。
害虫が寄りやすい原因
- 肥料過剰(特にチッソ過多)
- 水分過剰(湿害による根の異常吸収)
- 排水不良
害虫による被害
- 商品価値のない不良品が増える
- 生長が悪くなる
- 形状が崩れ、市場価値が低下
- 収量減に大きく影響し、A品の割合が減少
害虫対策
- 土壌のチッソ過多を防ぐことが最優先
- 過湿による根の異常吸収に注意する
- 特にゴボウは吸肥力が強いため、肥料管理を適切に行う
適切な土壌管理と排水対策を徹底し、害虫の発生を抑えることが、健康なゴボウの栽培につながります。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「ゴボウの光合成」についてお届けします!
栽培レシピのご購入はこちらから