
栽培レシピ「コマツナ」Vol.3
今月の特集は【コマツナ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
コマツナに発生しやすい害虫とその対策
コマツナに付きやすい害虫
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アブラ虫類
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キスジノミハ虫
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コナガ
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ナガメ
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モンシロチョウ
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ヨトウガ
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カブラハバチ
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ナモグリバエ
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ハクサイダニ
コマツナ害虫の共通点
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有機肥料の使いすぎ
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化成肥料の使いすぎ
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土壌の水分過多(過湿)
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高温期のガス発生(肥料の分解による)
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周囲に雑草が多い(害虫のすみかになる)
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排水不良による酸素不足
害虫が発生しやすい時期
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チッソが分解されやすい高温期
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暑さが増す6〜8月頃や、残暑が厳しい時期
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周囲の植物が少ない時期(特に山野が寂しい時)
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アブラ虫は気温25℃前後で最も活発に
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ヨトウ虫・ハエ・ガ類は高温期に増えやすい
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9月(越冬前)は害虫が特に発生しやすい時期
害虫が付きやすい葉の特徴
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チッソを多量に吸収した葉(チッソ特有の匂いが出る)
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葉肉が薄く、大きく広がった形状
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葉色が濃い緑色
こうした葉は、光合成力や生長力が弱く根の張りも悪いため、害虫の標的になりやすい
※このような葉は、光合成力や生長力が弱く、根の張りも悪いため、害虫の被害を受けやすい。
害虫による被害
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商品として出せない不良品の増加
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生育が悪くなり、収量が減少
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農薬・消毒剤の使用が増え、コストも上昇
害虫対策
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害虫の発生には明確な原因があります。
→ その原因を一つ一つ取り除くことが大切です。 -
過剰な肥料の使用(チッソ過多)を見直すことが重要です。
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薬剤の使いすぎは土壌を酸性化させ、かえって収量を下げてしまうこともあります。
害虫対策は薬剤に頼る前に、「土」と「肥料」と「葉の状態」を見直すことが大切です。
自然な生育環境を整えれば、コマツナは元気に育ち、害虫の心配も少なくなります。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「コマツナの光合成」についてお届けします!
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