
栽培レシピ「ジャガイモ」Vol.3
今月の特集は【ジャガイモ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
ジャガイモの主な病害
■ ウイルス病
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そうか病
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ジャガイモやせいもウイロイド
■ 糸状菌病(カビ由来)
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炭そ病
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乾腐病
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粉状そうか病
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疫病
■ 細菌病
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そうか病
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軟腐病
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黒あし病
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輪腐病
生理障害
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黒色心腐病
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褐色心腐病
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空洞病
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低温障害
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Fi撲症(フィジオロジカル障害)
土壌病害の主な原因
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土壌中の水分過剰(過湿)
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肥料の過剰使用による土壌汚染
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耕盤層に溜まった老廃物
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植物が排泄する有機酸
ジャガイモ病害の共通点
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過湿や排水不良が原因で、特にカビ系病害(そうか病など)が発生しやすい。
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化学肥料や有機肥料の過剰使用による残肥の腐敗も病害の原因。
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そうか病は連作障害の最大要因となる。
病害が出やすい時期
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春作(温暖地):5月~6月
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夏作(北海道・東北):8月~9月
※芋の肥大期と病害が発生しやすい時期は重なります。
土壌病害対策
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定植前の土壌づくりが最重要
カビ由来の原因を取り除き、土壌中の酸素量を確保することが最大の予防策です。 -
病害が発生すると…
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生育不良、欠株、不良品の発生
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収量減 → 収入減に直結
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肥料選びに注意
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有機肥料:カビを増やしやすい
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化成肥料:土壌害虫を発生させやすい
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土壌病害は翌年以降の栽培にも悪影響を及ぼし、連作障害の原因になります。
土壌病害を予防する方法
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乳酸菌もみがらぼかしの活用
土壌病害の予防に有効。 -
発酵ニームケーキを20%混合
乳酸菌もみがらぼかしに混ぜることで、さらに予防効果が高まります。
まとめ
ジャガイモは病害にかかりやすく、特に過湿と排水不良が大きな原因です。
定植前の土壌づくりでカビ由来のリスクを抑え、酸素量を確保することが重要。
さらに、「乳酸菌もみがらぼかし」や「発酵ニームケーキ」を活用することで、病害の発生を効果的に予防できます。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「ジャガイモの光合成」についてお届けします!
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