栽培レシピ「アスパラガアス」Vol.1
今月の特集は【アスパラガアス】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
アスパラガスの形態的特性について
【アスパラガスの土壌作り】
- 長期収穫: アスパラガスは定植後、10〜15年間収穫する長期作物です。そのため、初期の土壌作りが非常に重要です。
- 土壌の準備: 土壌は途中から作り直すことはできません。ロータリー耕は適さず、プラウやプラソイラを使って深く耕します。良好な排水を確保し、腐植質と微生物が豊富な団粒構造の土壌を作ることが求められます。
- 乳酸菌もみがらぼかし: この方法で土壌を作ることで、土壌病害が少なくなり、栄養豊かな環境を提供できます。
【アスパラガスの根と肥料】
- 根の広がり: アスパラガスの根は水平方向に1メートル、垂直方向に1メートル以上に広がります。根群は主に10〜30cmの土壌層に80〜90%が分布し、酸素の要求度が高いです。
- 水と肥料: アスパラガスは多くの水分を必要とし、施肥の回数も多くなります。土壌の水分量と酸素量は相反する条件なので、そのバランスを取ることが重要です。
【アスパラガスの茎と地下茎】
- 茎の成長: 若茎は収穫の対象となり、鱗片葉によって保護されています。親茎は初年度に1メートル、2年目以降には最大2メートルまで伸長します。側枝、二次側枝、三次側枝に分かれ、三次側枝の先端には擬葉が展開します。この擬葉はアスパラガスの光合成の主体です。
- 地下茎と萌芽: 地下茎は横方向に年間3〜6cm伸長し、先端部には鱗芽群が形成され、翌年に萌芽します。収穫やその他の刺激で側芽も萌芽し、新たな貯蔵根や鱗芽群が形成されます。
アスパラガスの栽培では、土壌の初期準備が将来の収穫を大きく左右します。適切な土壌管理と栄養供給が、長期にわたる収穫の成功には不可欠です。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「アスパラガスの土壌作り」についてお届けします!
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