栽培レシピ「イチゴ」Vol.2
今月の特集は【イチゴ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
イチゴの土壌管理について
土壌の基本条件
イチゴは水分を多く必要としますが、乾燥に弱い一方で、滞水にも弱い作物です。また、酸素の要求度も高いため、水分と酸素のバランスが重要です。排水が良く、水持ちが良く、水分が適切に代謝する土壌が必要です。土壌作りが収量に大きく影響することは、イチゴ栽培の基本です。
水分と肥料の管理
イチゴの灌水は10アールあたり3トンを3〜4日に1回が目安です。水を与えると肥料が流亡しやすく、下層に堆積して病気の原因になります。これを防ぐためには、微生物による団粒構造の土壌を作り、肥料の投入量を減らすことが重要です。病害が出ると株が弱り、収量が減り、実も小さくなります。
イチゴの好む土壌
イチゴの葉には離層がなく、落葉にならずに株についたまま枯れます。ここには低分子の糖が含まれ、これはイチゴにとって重要な栄養素です。イチゴが好む甘い土は、腐葉土や腐植土、ぼかし肥料で作られます。これらは低分子の糖を含み、微生物も甘い土を作り出してくれます。乳酸菌もみがらぼかしと米ぬかぼかしを使うことで、イチゴが好む甘い土壌を作ることができます。甘い土は大株を育て、大粒のイチゴを量産します。
理想的な土壌水分
土壌水分が多いと酸素が少なくなり、滞水すると根が張りにくくなります。しかし、イチゴは乾燥に弱く、水分が必要です。必要な水分は土壌水分として含まれるべきです。農業土木や肥料だけでは適度な水分と酸素のバランスを取ることはできません。微生物が適度な水分と酸素で働くことで、理想的な土壌水分環境が作られます。この環境が、着果負担で傷んだ根を再生させてくれます。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「イチゴの虫害」についてお届けします!
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