栽培レシピ「エダマメ」Vol.2
今月の特集は【エダマメ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
エダマメの根系と土壌管理
エダマメの直根は1.5mまで伸び、側根は35cmほど広がります。直根の10~15cmから出る2次根が大部分を占め、60cmまで伸びます。根系の大部分は地下25~30cmにあります。生育と収量を良くするためには、保水性、透水性、通気性が必要です。排水性が特に重要で、明渠排水や大雨対策を行い、土壌の酸素欠乏を防ぐことが必要です。過剰な加湿は生理障害や土壌病害の原因となります。
深耕と排水性の改善
プラソイラを用いた深耕は、エダマメの通気性や排水性を改善し、酸素量を増やします。硬盤層や耕盤層はプラソイラで破壊し、作土層は30cmを確保します。排水が悪いと病害が発生しやすくなるため、特に稲田に転作する場合は、明渠排水とプラソイラによる深耕が重要です。
土壌のpH管理
エダマメに適した土壌pHは6.0~6.5です。作土層の深さは50~60cmが理想的です。
乳酸菌もみがらぼかしの投入量
- 基肥:10アール当たり200kg
- 10アール当たりのチッソ量:基肥として6kg(もみがらぼかしに含まれる量)
乳酸菌もみがらぼかしは土壌を団粒化し、微生物を増やして地力を向上させます。
pH調整
乳酸菌もみがらぼかしを投入する際には、有機石灰も同時にすき込みます。以下の表を参考にしてください。
- pH5.0~5.3:300kg
- pH5.3~5.6:200kg
- pH5.6~5.9:100kg
- pH6.0~:50kg
有機石灰は殺菌したものが良いです。根粒菌を活用するためには、土壌pHを6.0~6.5に保つ必要があります。
これらのポイントを押さえることで、エダマメの栽培がより効果的になります。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「エダマメの虫害」についてお届けします!
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