栽培レシピ「カリフラワー」Vol.1
今月の特集は【カリフラワー】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
カリフラワーの土壌作りについて
カリフラワーはキャベツやケールの仲間です。これらに比べて、カリフラワーの根は地表から約20cmの深さで根域を作り、乾燥に強い一方で湿害には弱い特徴があります。また、吸肥力が高く、チッソを多く与えすぎると、生理障害が発生しやすくなります。べと病や根コブ病などの病気も出やすくなるため、チッソの過剰投入は避けましょう。
カリフラワーは吸水力や吸肥力も高く、根は深いところで1.5メートルほどまで成長します。特に夏場には、乳酸菌もみがらぼかしを10アールあたり600kg投入して、土壌を微生物豊富にし、酸素を多く含む団粒構造に整えます。
カリフラワーの肥料は、花芽分化が始まる頃から特に必要となります。持続力のある肥料を使うことが大切で、有機肥料でも化成肥料でも、寒い季節に向かう中では効果が持続しにくくなります。そのため、持続力の高い乳酸菌もみがらぼかしや玄米アミノ酸による光合成で栄養補給を行いましょう
雨対策として重要なポイント
- 明渠排水を行い、土壌が酸素不足に陥らないようにする。
- 作土層は50cmの深さを確保し、プラソイラによる深耕を実施。
- 稲田からの転作の場合は、2~3回の深耕が必要で、硬盤層を破壊することが大切。
土壌のpHは6.0~6.5を保ち、pHが低すぎたり、水分が多すぎたりすると発育不良の原因となります。乳酸菌もみがらぼかしの投入量は、基肥として10アールあたり500kg、追肥として100kgを2回に分けて施します。また、10アールあたりのチッソ量は、基肥で15kg、追肥で6kgが適量です。チッソ過多は花芽の早期分化や葉の生育不良を引き起こすため、注意が必要です。
カリフラワーの栽培においては、チッソの管理が重要なポイントとなります。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「カリフラワーの水分の与え方」についてお届けします!
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