
栽培レシピ「カブ」Vol.2
今月の特集は【カブ】です。
玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。
カブの病害と生理障害、対策について
カブがかかりやすい病害
カブの病気は、湿害が主な原因となるものが多く、以下のようなものがあります。
- ウイルス系:モザイク病
- 細菌系:黒腐病、黒斑細菌病
-
糸状菌(カビ)系:
- 白さび病
- 萎黄病
- 根コブ病
- 炭疽病
- べと病
- 軟腐病
カブの生理障害
カブは以下のような生理障害を起こしやすくなります。
- 鮫肌症(表面がざらざらする)
- 芯腐れ(中心部が腐る)
- ス入り(内部に隙間ができる)
- 内部褐変(内側が褐色に変色)
- 割れ症(ひび割れが発生)
主な原因
- 肥料過多
- 水分過多
- 酸素欠乏
- 土壌の乾湿差が大きいと発生しやすい
連作障害について
- 根コブ病が多発する原因となる
- 周年栽培を行うと、土壌に残肥が多くなる
- 土壌が酸性化し、酸素欠乏が進行
- 土が硬く締まり、根の生育が悪化
解決策:土壌改良による対策
- 乳酸菌もみがらぼかしを活用し、微生物豊富な土壌を作る
- 微生物の働きで土壌を浄化し、酸素量を増やす
- 排水性を改善し、加湿を防ぐ
土壌病害の主な原因
- 水分過剰(加湿害)
- 肥料過剰(過剰施肥による土壌汚染)
- 耕盤層に蓄積した老廃物
- ロータリー耕による浅耕(土が硬くなりやすい)
- 植物が排出する有機酸の蓄積
土壌水分と病害の関係
- 病害が発生しやすい時期:高温多湿で土壌の水分が過剰になりやすい時期(暑さに向かう時期)
- 病害が発生しにくい時期:寒さに向かう時期(湿度が下がるため)
適切な土壌管理と排水対策を行うことで、カブの病害や生理障害を防ぎ、健康な生育を促すことができます。
こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。
次回は「ケールの害虫」についてお届けします!
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