今週のおたより

「勝負作物」ということを考えたことはありますか。
作物を育てる労働時間、収量、販売価格、販売先、作物を育てる手間などを総合的に考えて作物を選択することを言います。

農業経営をしていくためには、とても大切なことです。
多くの生産者は多品種、少量生産か、または単一作物かのどちらかです。
作物によって収入格差はとても大きいのです。
稲作は10アール当たりの収入は2～3万円ぐらいでしょう。
小麦も似たようなものです。

でも「にんにく」なら10アール200万円ぐらいになります。
販売先を厳選して品質を評価してくれる相手なら、もっと高く売れます。
さらに加工もできるとなると収入はさらにハネ上がるのです。
稲作をやりながらでも、できるのです。
農業をやっている人は保守的で新しいことをやりたがらないのが一般的です。
それでは収支の改善は難しいのです。

仕事が暇な時に学習をして新しいことに取り組みをしてはどうでしょうか。
道が開けるかもしれません。

静岡農業技術支援協同組合　神保　信一