今月のおたより

　夏の異常な高温で作物にはいろいろな影響が出ています。誰も、こんなことになるなんて思ってもいないことでした。世界の平均気温が、こんなにも早いペースで上昇することは過去には全くなかったのです。

　この高温対策に最も有効な方法が「土壌改良」です。土壌の改良は難しく考える必要はありません。土の中に酸素を供給するだけです。作土層も深くするのです。作土層を深くするほどに、根は深く広く張ることができます。深く広く根が張れる分だけ、気温の影響を受けにくくなるのです。気温の影響を強く受けるというのは、根が浅くしか張れないからです。根の育ちが悪ければ作物の育ちも悪くなります。

　いつ土壌改良をするのかというと、栽培をしていない時ですね。11月〜翌年2月ぐらいまでの間になります。その前に土壌改良する準備ができている必要があります。道具が大切だからです。重い土を起こすのですから、機械を使わないと出来ないのです。