栽培レシピ
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今月の特集は【エダマメ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 エダマメの光合成と栽培管理 エダマメは高温性作物で、葉の光合成によって栄養を作り、生長します。水とCO2を使って炭水化物を生成し、この栄養が成長の80%以上を占めることで、糖度が大幅にアップし、品質が向上します。高温性作物ほど光合成は活発になり、着サヤも多くなり、子実も肥大して糖度が高くなります。 害光合成と葉の役割 エダマメの光合成は、植物体が成長するほど、また葉数が多くなるほど活発になります。光合成が進むことで、実がプックリと肥大し、糖度も高くなります。これにより、未熟でも成長が早くなり、質の良いエダマメが育ちます。 水分コントロール エダマメの根の構造は単純で水分コントロールはできませんが、葉の構造は複雑で水分コントロール機能を持っています。光合成が活発にできる「葉」は、葉肉が厚く、色が淡く、大きく広がらないものが理想です。チッソ過多でない葉、葉脈が立ち、産毛が多い葉は、病虫害の防止にも役立ちます。 光合成による生育促進 エダマメは光合成によって肥大し、栄養が蓄えられます。これにより、着サヤもツヤが出て美しくなります。玄米アミノ酸酵素液の葉面散布を行うと、大粒の子実(豆)になります。光合成による病害・害虫予防として、みどりの放線菌は病害、ニーム酵素液は害虫対策に有効です。 光合成の重要性 商光合成に過剰な害はありません。農業では「過多」が障害の原因になることが多いですが、光合成については毎日行っても問題ありません。仕事量の関係で回数を少なくしていますが、回数が多いほど成長も早く、旨味も増します。エダマメは特に光合成による結果が顕著に出る作物で、大粒になり、糖分の高い旨味とコクが得られます。 実践的なアドバイス 予防的な対策として、みどりの放線菌200gを100Lに混ぜて週1回散布すると効果的です。玄米アミノ酸酵素液を葉面散布すると、エダマメの質が向上します。光合成を活発にするために、葉の管理を徹底しましょう。これらのポイントを実践することで、エダマメの栽培が成功し、質の高い収穫が期待できます。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。来月は「コマツナ」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【エダマメ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 エダマメの根系と土壌管理 エダマメに付きやすい害虫とその原因 エダマメにはアブラ虫類、カメ虫類、キタバコガ、ダイズクキタマバエ、ダイズシストセン虫、タネバエ、ハスモンヨトウ、ヒメコガネ、マメシンクイガ、ハダニ類、オンブバッタ、フタスジヒメハムシ、シロイチモジマダラメイガ、ダイズサヤタマバエ、ダイズサヤムシガなどの害虫が付きやすいです。 害虫が発生しやすい原因は以下の通りです ・有機肥料や化成肥料の過剰使用・マルチ(特に前面マルチ)の使用・土壌水分の過剰・高温期のガス湧き・周囲の雑草・排水不良 害虫は特にチッソが分解しやすい高温期や、暑さが厳しい時期に発生しやすく、周囲の山野に植物が少ない時にも多くなります。ハエやガ類は高温期に、アブラ虫やダニ類は25℃前後で発生しやすいです。また、害虫が子孫を残す越冬期(9~10月上旬)にも注意が必要です。 害虫が付きやすい葉とその影響 害虫が付きやすい葉は、チッソを根から大量に吸収しており、チッソの香りがする葉です。こうした葉は、葉肉が薄く、大きく広がり、濃緑色をしています。しかし、これらの葉は光合成力も生長力も弱く、根の張りも良くありません。土壌の養分が葉に蓄えられるため、エダマメの葉は薄くなり、害虫に食べられやすい状態になります。 害虫による食害の影響は以下の通りです ・商品化できない不良品が増える・生長が良くない・出荷時に食害を受けた子実(サヤ)を取り除く手間がかかる・病害と害虫の発生で消毒の回数が増える・農薬の使用回数が増えると葉が弱くなり、生長が悪くなる 特に葉肉が薄くなると、マメの実入りも悪くなり、光合成力も低下するため、良質のエダマメができなくなります。これにより、手間も費用も高くなります。これらの点を踏まえて、エダマメの栽培管理を見直し、害虫被害を減らすことで、質の高いエダマメを育てることができます。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「エダマメの光合成」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【エダマメ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 エダマメの根系と土壌管理 エダマメの直根は1.5mまで伸び、側根は35cmほど広がります。直根の10~15cmから出る2次根が大部分を占め、60cmまで伸びます。根系の大部分は地下25~30cmにあります。生育と収量を良くするためには、保水性、透水性、通気性が必要です。排水性が特に重要で、明渠排水や大雨対策を行い、土壌の酸素欠乏を防ぐことが必要です。過剰な加湿は生理障害や土壌病害の原因となります。 深耕と排水性の改善 プラソイラを用いた深耕は、エダマメの通気性や排水性を改善し、酸素量を増やします。硬盤層や耕盤層はプラソイラで破壊し、作土層は30cmを確保します。排水が悪いと病害が発生しやすくなるため、特に稲田に転作する場合は、明渠排水とプラソイラによる深耕が重要です。 土壌のpH管理 エダマメに適した土壌pHは6.0~6.5です。作土層の深さは50~60cmが理想的です。 乳酸菌もみがらぼかしの投入量 基肥:10アール当たり200kg 10アール当たりのチッソ量:基肥として6kg(もみがらぼかしに含まれる量) 乳酸菌もみがらぼかしは土壌を団粒化し、微生物を増やして地力を向上させます。 pH調整 乳酸菌もみがらぼかしを投入する際には、有機石灰も同時にすき込みます。以下の表を参考にしてください。 pH5.0~5.3:300kg pH5.3~5.6:200kg pH5.6~5.9:100kg pH6.0~:50kg 有機石灰は殺菌したものが良いです。根粒菌を活用するためには、土壌pHを6.0~6.5に保つ必要があります。 これらのポイントを押さえることで、エダマメの栽培がより効果的になります。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「エダマメの虫害」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【エダマメ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 エダマメの形態的特性について エダマメの好む土壌 エダマメは、根が表層と深層に広がる特性を持ちます。表層には酸素を多く必要とする細根が多く、深根は湿害に弱いです。そのため、保水性、透水性、通気性が必要です。チッソはそれほど必要ありませんが、腐植が多い方が良く、団粒構造で微生物が豊富な土壌が理想的です。 種子 エダマメの種子は柔らかく、水分を含みやすいため、発芽しやすいです。発芽に適した温度は約25℃です。寒い時期の育苗では、温度管理が重要となります。 根 エダマメの根は、主根と側根から構成されます。主根は最大1.5mまで伸び、排水が悪いと湿害を受けます。側根は主根の茎部10~15cmから出て、開花期頃には地下25cmに細かい根が密に発生します。酸素を多く必要とし、水分も同時に求めます。開花後、側根は30cmまで伸び、根の大部分は地下30cmに存在します。ロータリー耕では耕土が不足するため、プラソイラのような深耕が必要です。 根粒と根粒菌 本葉が1枚出る頃から根粒が着生し、根粒菌は播種後20~30日頃から空中の窒素固定を始めます。根粒が崩壊するまでチッソを固定します。根粒菌の使用方法には2種類あります。 播種する豆に根粒菌を付着させる方法 ヘアリーベッチの緑肥に混ぜて土壌を改良し、根粒菌を育成する方法 これらの情報を元に、エダマメの栽培に適した環境を整えましょう。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「エダマメの土壌作り」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【イチゴ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 イチゴの光合成と成長 植物は葉の光合成によって栄養素を作り、生長します。水とCO2を使って炭水化物を生成し、この栄養が生長の80%以上を占めます。これにより糖度が大幅にアップし、葉の質も良くなります。イチゴの光合成イチゴは光合成を通じて育つと、葉数や花芽が増え、大粒の実ができ、色つやが良くなり、収量と糖度が大幅にアップします。光合成の60%が午前中に行われますが、イチゴは肥料の濃度障害や塩類に弱く、着果負担によって根が著しく衰弱します。根が弱ると収量が減るため、葉の力で光合成させて着果・肥大させることが重要です。光合成を促進する方法玄米アミノ酸酵素液を週3〜4回、葉面散布することで光合成を促進します。朝晩の散布でも良く、葉数、花芽、着果収量が向上し、細根も増え、根の張りも良くなります。水分コントロールイチゴの根は構造が単純で水分コントロールができませんが、葉は構造が複雑で水分コントロール機能を持っています。光合成が活発にできる葉光合成が活発に行える葉の特徴は以下の通りです・葉肉が厚い・色が淡い・大きく広がらない・チッソ過多でない・葉脈が立っていて産毛が多い光合成による病害・害虫予防みどりの放線菌は病害、ニーム酵素液は害虫に対して効果があります。予防的には週に1回の対応が効果的です。光合成の過剰害はない農業では「過多」が障害の原因になることが多いですが、光合成に過剰はありません。毎日でも問題なく、回数を多くするほど生長も早く、旨味も増します。イチゴの草姿が成長し、葉数が多くなるほど効果が出やすく、玄米アミノ酸酵素液の葉面散布で品質が格段に向上します。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。来月は「エダマメ」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから