栽培レシピ
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今月の特集は【ケール】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 ケール栽培のためのほ場選定と土壌管理 ほ場選定のポイント 排水性の良いほ場を選ぶケールは酸素を多く必要とするため、排水が良く、通気性のある土壌が適しています。団粒構造を作り、土壌の通気性を高めることが重要です。 明渠排水の整備大雨への対策として、排水路を整備して土壌が酸素不足にならないようにします。 作土層の深耕 深さ30~50cmの作土層を確保するため、深耕を行います。酸素供給量が増え、ケールの根張りが良くなります。 プラソイラを使用して深耕することで、効果的に酸素供給を促進します。 土壌の酸性度(pH)調整 ケール栽培に適したpHは6.5~7.0で、特にpH7に近い土壌が理想的です。 pHが高いほど土壌が軽くなり、酸素を多く含むことができます。ケールは酸素を好む作物です。 乳酸菌もみがらぼかしの投入量 基肥 10アールあたり1000kg 表層(10~30cm)に500kg、深層(30~50cm)に500kgの2層に分けて投入します。 追肥 10アールあたり100kg×3回 追肥のチッソ量は合計9kg(基肥に含まれるチッソ量は30kg)。 pH調整と有機石灰の使用 乳酸菌もみがらぼかしを投入する際、有機石灰を一緒にすき込むことでpHを調整します。 pH5.0~5.3:300kg pH5.3~5.6:200kg pH5.6~5.9:100kg pH6.0以上:50kg ※使用する有機石灰は殺菌済みのものが推奨されます。 ケールは酸素を非常に好む作物です。適切なほ場選び、深耕、pH調整、そして乳酸菌もみがらぼかしの使用を組み合わせることで、栽培効率と品質の向上が期待できます。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「ケールの水分の与え方」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【キュウリ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 キュウリの光合成と生長 光合成を活発に行うことで、キュウリは葉の枚数や花芽の数が増え、色つやが良くなり、収量も大幅にアップします。特に葉の光合成能力は、展開後10~35日間が最も高く、生長点から5~30枚目の葉がメインとなります。 光合成のプロセスでは、午前中に約70%が行われ、日没後5時間までに光合成で作られた栄養が植物内で転流されます。収量を上げるためには、この主力の葉を中心に着果を促進することが重要です。 玄米アミノ酸酵素液で光合成を促進 玄米アミノ酸酵素液を週3~4回葉面散布することで、光合成を促進できます。特に高温期には、朝晩の散布が効果的です。この方法により、葉数や花芽の数、着果、収量が向上するだけでなく、細根が増えて根の張りも良くなります。 光合成を活発にする「理想的な葉」 光合成を効率よく行える葉の特徴は以下の通りです: 葉肉が厚い 色が淡い 大きく広がらない チッソ過多ではない 葉脈が立ち、産毛が多い このような葉は、病虫害の防止にも役立ちます。 葉面散布のポイント 定植1~2ヶ月後:玄米アミノ酸酵素液を500倍に希釈し、10アールあたり200~300Lを散布 定植3ヶ月以降:10アールあたり300~500Lを散布 これにより、花芽の数が増え、収量の向上が期待できます。 病害虫予防の取り組み 病害:みどりの放線菌を使用 害虫:ニーム酵素液を散布 トラブルが発生した際にはこれらで対応し、予防的には週に1回の散布がおすすめです。 植物が持つ本来の力を引き出し、健康で収量の多い作物を育てるためには、光合成を最大限に活用することが重要です。玄米アミノ酸酵素液やニーム酵素液を上手に活用し、毎日のケアを大切にして、美しい作物を育てていきましょう! こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。来月は「ケール」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【キュウリ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 キュウリに付きやすい害虫 ・アザミウマ類・アブラ虫類・オンシツコナジラミ・サツマイモネコブセン虫・ナスハモグリバエ・ハダニ類・ワタヘリクロノメイガ(ウリノメイガ)・ミナミキイロアザミウマ・ハスモンヨトウ これらの小型害虫が発生しやすい理由の一つは、高温多湿な環境で栽培され、水分を多く与えられることです。 害虫が発生しやすい原因 以下の要因が害虫を引き寄せます: 有機肥料の過剰使用 化成肥料の過剰使用 土壌の水分過多 高温期におけるガスの発生 周囲の雑草の存在 排水不良 害虫が発生しやすい時期 高温期(チッソが分解しやすい時期) 暑さが増す季節や残暑が厳しい時期 周囲の山野に植物が少ない時期 特に、コナジラミ・アザミウマ・ヨトウは高温期に、アブラ虫は25℃前後の環境で発生しやすくなります。9月は越冬前の準備で害虫が増える時期でもあります。 害虫が付きやすい葉の特徴 チッソを大量に吸収している(チッソ特有の香りがする) 葉肉が薄く、葉が広がっている 葉色が濃い緑色をしている このような葉は光合成力や生長力が弱く、根の張りも悪くなります。 害虫による影響 害虫が発生すると以下のような問題が起こります: 商品価値を持たない不良品の発生 生長の停滞 消毒剤使用によるコスト増加 収量減少 対策方法 害虫の発生には明確な原因があります。それを特定し、排除することが重要です。 土壌作りを見直し、有機肥料や化成肥料の過剰使用を避けます。 チッソの量を適正に抑え、光合成を活発にさせることで害虫の被害を減らします。 キュウリは花が咲くと蜜を出すため、他の植物より害虫が付きやすい特徴があります。栽培環境や管理を適切に行うことで、被害を最小限に抑えることが可能です。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「キュウリの光合成」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【キュウリ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 キュウリが要求する水分の与え方 キュウリの性質と栽培に適した土壌条件 キュウリは乾燥に弱いため、水分が多い土壌を好みます。しかし、過剰な水分で滞水が発生すると弱く、酸素を多く必要とする性質もあります。このため、キュウリ栽培には以下の条件を満たした土壌が必要です。・排水性が良いこと・適度な保水性があること・水分が適度に代謝されることこれらの条件を整えるためには、土壌作りが重要です。キュウリの収量を左右する要因として、土壌作りが非常に大きな影響を与えます。 土壌水分と肥料の関係 キュウリに水を与える際の目安は、1株あたり約1~2リットルです。しかし、水を与えることは肥料にも影響を与えます。化成肥料や有機肥料、液肥は土壌から流出しやすく、これが以下の病害を引き起こす原因となります。・うどんこ病・ベト病・灰色カビ病・ウイルス病これを防ぐには、微生物が作る団粒構造の土壌を形成し、肥料の投入量を抑えることが大切です。残肥が土壌深層に蓄積しないようにすることで、消毒回数を減らすことも可能です。 キュウリに適した土壌水分の管理 キュウリは乾燥に弱く、土壌水分が十分に必要です。しかし、水分が多すぎると酸素が不足し、細かい根が張れなくなります。そのため、次のような条件を整えることが大切です。・適度な水分と酸素:微生物が活動できる環境を維持する。・保水力の向上:土壌が適度に水分を保持できるようにする。理想的な土壌水分は、微生物が活発に働ける環境です。農業土木や肥料だけではなく、微生物の力を活用した土壌改良が必要です。キュウリ栽培においては、水分、酸素、微生物のバランスが収量や病害対策に直結します。これらを意識して土壌を管理することで、安定した収穫が期待できます。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「キュウリの害虫」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから
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今月の特集は【キュウリ】です。 玄米アミノ酸微生物農法の栽培レシピから一部抜粋してお届けします。 キュウリの土壌作りについて キュウリの栽培における根の特性と土壌管理 キュウリの根は地下15~30cmに広がり、酸素を多く必要とする作物です。しかし、乾燥に弱い一方で、滞水にも弱いというデリケートな性質を持っています。適切な土壌環境を整えなければ、水分が代謝されず、栽培に支障が出ることがあります。 排水性の確保と土壌管理の重要性 キュウリは灌水量が多く必要な特別な作物であり、土壌の排水性が収量を大きく左右します。特に大雨や長雨による酸素欠乏を防ぐため、明渠排水や深耕といった対策が重要です。ハウス栽培では、周囲に明渠排水を設けることで過剰加湿を防ぎ、生理障害や土壌病害のリスクを低減します。深耕にはプラソイラを使用し、硬盤層や耕盤層を破壊することが効果的です。これにより通気性や排水性が向上し、酸素供給が十分に行われます。一方、ロータリー耕だけでは耕土が浅く、排水性が不十分なため注意が必要です。 乳酸菌もみがらぼかしの活用 乳酸菌もみがらぼかしは、土壌を団粒構造にし、微生物を増やす効果があります。また、地力を向上させ、キュウリの健全な生育を助けます。基肥と追肥に適した投入量は以下の通りです:・基肥:10アール当たり500kg・追肥:10アール当たり200kgを2~3回チッソ量としては、基肥に9kg、追肥に6~9kgを目安に投入します(もみがらぼかしに含まれる量を含む) PH調整のポイント 乳酸菌もみがらぼかしを使用する際には、同時に有機石灰をすき込んで土壌のPHを調整します。適正量の目安は以下の通りです:・PH5.0~5.3:300kg・PH5.3~5.6:200kg・PH5.6~5.9:100kg・PH6.0以上:調整不要※使用する有機石灰は、殺菌処理されたものを選ぶことが推奨されます。 キュウリ栽培では、適切な土壌管理が収量と品質を大きく左右します。排水性の確保や乳酸菌もみがらぼかしの活用、PH調整を行うことで、キュウリが必要とする水分と酸素のバランスを整え、病害リスクを減らすことができます。効率的な土壌管理で健康なキュウリを育てる環境を整えましょう。 こちらの続き、詳細は栽培レシピに掲載しております。次回は「キュウリの水分の与え方」についてお届けします! 栽培レシピのご購入はこちらから